ハレー彗星の残したもの | 片平敦オフィシャルブログ「気象予報士・片平敦の 風まかせお天気日記。」Powered by Ameba

ハレー彗星の残したもの

昨夜は雲がかかってしまって本当に申し訳なかったんですが…。

今週の深夜は、「オリオン座流星群」が注目されましたね流星の絆


僕も昨日の未明(おととい深夜)に1時間ほど探して、

大阪市内でも3個ほど(自信を持って言えるのは1個)見えましたチョキ


気象予報士・片平敦の 風まかせお天気日記。
流れ星は写真に撮れなかったけど、

オリオン座は写真に収めました。


黒地に星の点があるだけなので、よく見えないかも、だけど…↓
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こんな風に星が映っています(PCが見やすいかも)。

赤いベテルギウスと青白いリゲルがオリオン座の星ですね。


もうちょっと拡大すると↓
気象予報士・片平敦の 風まかせお天気日記。

なんとなく見えるかな?

鼓(つづみ)型の星座の形。

真ん中の三つ星も、その左下のオリオン星雲付近の星も、

ちゃんと撮れました。最近のデジカメって、すごい!!


流星群」ってなんで起きるの?と

昨夜マラソン仲間に聞かれたんですが、簡単に言うと、

宇宙のゴミの多い所に地球が突っ込んでいくから」です。


ふだんからも見られる流れ星も、

宇宙に散らばっているチリやゴミが地球に落ちてくるときに、

めちゃめちゃスピードが上がって、

そのせいで空気との摩擦で火がついちゃって輝く=流れ星として見える、

ということなんですね(燃え尽きずに地面まで落ちてきたら「隕石」)。


で、ここで思い出してほしいのが太陽の周りを回る「ほうき星(彗星)」。

ほうき星って、後ろにしっぽを出すじゃないですか、あんな感じで、

自分の後ろ側にいっぱいゴミをバラまいていくんです。


そのゴミをバラまいちゃった所にたまたま何年か(何十年か)に一度、

地球が突っ込んでいくと、その大量のゴミが降ってきて、

きらめく流れ星の群れ=「流星群」になる、ってことなんです。

(ちょっと難しい話でしたかね?)


だから、流星群には必ず、もとになるほうき星(母天体)があるわけで。

 「しし座流星群」はテンペル・タットル彗星、

 「ペルセウス座流星群」はスイフト・タットル彗星、

そして、「オリオン座流星群」は、かの有名なハレー彗星、なんですって。


1986年に地球に大接近し、空前の天文ブームを巻き起こしたハレー彗星。

僕は5歳だったので、ぜんぜん覚えていません…(ざんねん!)

高校生の時にやってきたヘール・ボップ彗星は写真にも収めました。

百武彗星、って彗星も、両親や妹弟と空を見上げた記憶があります。懐かしい!


ハレー彗星が次に地球にやってくるのは2061年夏の予想です。

今度は自分の子どもや孫と一緒に眺めてたりして…流星群