ひゃくよう××…? | 片平敦オフィシャルブログ「気象予報士・片平敦の 風まかせお天気日記。」Powered by Ameba

ひゃくよう××…?

だいぶ前から思っている疑問です。


こちら、四つ橋線・西梅田駅のホーム↓
気象予報士・片平敦の 風まかせお天気日記。

大きな駅のプラットホームって、たいがい探してみると、

これ、「百葉箱」がありますよね。

ちょいちょいあちこちで見かけます。


気象台や測候所では、今は百葉箱を使った観測はしていません。

気温や湿度の観測は、さらに進化した測器(ハイテク百葉箱?)で観測していて、

自動で電気的に計測し、建物の中からもデータが分かります。


気象予報士・片平敦の 風まかせお天気日記。

3年半前に行った舞鶴海洋気象台の観測露場。

この銀色の茶筒みたいなのの中に気温計や湿度計があって、

データを常時観測しています。


全国の気象台や測候所に半年ほど前に電話取材して、

今でも百葉箱がそのまま残っているのは、どうやら全体の3分の1~4分の1くらい。

(気象台のシンボル的なものとして置いてはいますが、観測には使っていないです)
気象予報士・片平敦の 風まかせお天気日記。

↑同じ舞鶴に置いてあった百葉箱。

 今はもう撤去されてしまって無いんだそうです。


そんな絶滅危惧種の百葉箱が、

なぜ地下鉄の駅には今でも置いてるんだろう…?


駅員さんにわざわざ聞くほどではないんだけど、

見かけるたびに不思議に思ってしまう疑問なのでしたあせる

(「金曜日のギモン!」に投稿しようかな…?(笑))



…ちなみに、豆知識をひとつ。


「百葉箱」、みなさん、何て読みます?「ひゃくようばこ」?


正式な読み方は「ひゃくようそう」。

大気を見る「窓」=まど、そう、という字をもともとは使っていたそうですが、

箱の形をしているので、今では「百葉箱」と表記されています。


「ひゃくようばこ」も間違いじゃないですが、正式には「ひゃくようそう」。

手元の“広辞苑”でも、「ひゃくようそう」の欄に記載があります晴れ