初期衝動

起きたら寝袋にくるまって郡山のpeakactionにいた。落としてないメイクに罪悪感を覚えながら、昨日のことをいろいろ思い出した。



久しぶりの東京で、取材や収録。
新幹線のなかぼんやりしながらも

どうしても行きたい衝動に駆り立てられて郡山で降りてライブを観に行った。

ブラフマンのライブ。
湧いてくるのは悲しみだけど同時に気付くのは生きてる実感と喜び。

攻撃的で尖ってるのにそのあと心に残るものは温かいもの。

善人顔のなかには冷酷な人もいるから、怖そうな人の人情に触れると安心する。
げんこつ会ひできさんや細美さん、トシロウさんみたいな人達の輪の中に溶け込んで、クズ呼ばわれされるのは密かな憧れ。


で、そのあと帰ろうとしたらふとSessionが頭によぎって忍び足で地下に降りた。

そしたら偶然にも清水兼一兄さんの活動休止最後のライブ。

まだ制服を着てる頃からの自分の音楽活動を知ってる先輩。

20も離れてるけど不思議なくらい若くて、
続けることは難しいけど絶対叶えるって言い切る熱意や精神が私は大好きで。

自分が置かれている環境は誰かの夢でもあること、清水さんがこれまでいろんな障害がありながらも身を削りながらもずっと音楽を続けて来たことの重みを歌の中に感じた。



純粋な音楽活動が徐々に仕事に切り替わっていくことへの期待と不安。

歌って、音楽って、アーティストってなんだ、そんなことずっとわからないんだろうけど、
物凄いスピードで活動範囲やアーティストとしての認知が広がってくなかで自分の精神が置いてかれて虚ろになるのは怖いこと。だからそのたび答えが出なくとも考える。

なぜかわからないけど感動するもの、なんとなく引き寄せられるもの。無心の中で芽生える衝動と、ふとよぎる直感。

旅楽しみ。

普段誰にも見せない自分だけのなんでもない日記みたいになった。心境。