石巻 | 片平里菜 OFFICIAL BLOG「amazing sky」Powered by Ameba

石巻


最近のこと思い出していたら眠れなくなってブログ書いてたら、朝がやってきました(ーー;)


おはようございます。



最近のこと。


5月は長いことスケジュールが空いたのでいろいろ考えた末、先日始めて石巻へ行きました。


たくさんの方の話を聞いて心が締め付けられるような気持ちになったり暖かい気持ちになったり。



学童保育をしているところに訪問したんだけど、
子ども達も遊んでくれると思って大喜びで、
だっこしたり、かついだり←
追いかけ回したり(笑)


ひとりの女の子が寄ってきて肩揉みをしてくれて!

何が好きだとか趣味はなんだとかたわいのない話を聞きながら。



『里菜ちゃんの髪の毛いい香りする!
お母さんとおなじ香りがする!』

そんな何気ない言葉に深い意味があるとも知らずに、

思い出したようにつぶやいた女の子の一言でどきっとした。

『お母さん津波で死んじゃったんだぁ。』


本人の口から出てくるとは思わなくて、小さい体でその現実を受け止めなきゃいけないことを思うと適当な言葉も見当たらない。


なにが出来るんだろうと考えても、きっとなにも出来ないんです。


しばらく子ども達の有り余るエネルギーに付き合って、へとへとになった。笑

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そして石巻の海岸沿い、日和山公園も歩きました。


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現地の方は皆最後には笑顔でこう言います。
辛いけど、震災があったからこうやって皆と出会えたし、震災がなかったらいろんな人に会えなかったもんね。


頭が下がる。

まだまだなんにも進んでないけど、
どんなに街が片付いてきて復興が進んだとしても、人の心ってそんな簡単には戻らない。
って、石巻で個人でボランティアをしてるゆかりさんっていうお姉さんはお話してくれました。



今まで、心が向いてても、
音楽活動を理由に体が向かなかった自分が悔しい。
本当遅いけどやっと行けました。
またすぐにでも行きたい。

影響力がなくても微力でも、ただ行動することに意味があること、行かないとわからないことがたっくさんあること。学んだ。

難しいことはわかんないけど、自分が出来ることをしたいっていうシンプルな気持ちに戻れた。





学童保育での放課後、日が暮れて来て、
女の子のお迎えが来たとき
『ねぇ、最後にもう一回だけ髪の毛の匂いかがせて!』
って言ってそれから帰っていきました。



頑張る。

また行く。