父・家族の絆 | 株式会社 D.fact クリエイティブデザイン『公式ブログ』

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書き込みは、
D.fact代表:クリエイティブディレクター片桐 矢響

その日の挙式・披露宴撮影前日聞いた情報で


私は戸惑っていました。


披露宴のときにはいつも、御両家のお父さんお母さんから


お二人へのコメントをもらいます。



『娘をよろしく』


『あんなに泣き虫だったあなた・・・』




など、



ビデオメッセージは写真と違い そのリアルな感情や肉声が残ります。


それが二人の思い出・家族の思い出になり保存されるわけです。


今回は逆に それで悩んでしましました。






私が戸惑った理由それは、



新郎のお父さん





詳しいことは分りませんが、体の不調で倒れられたのでしょう



下半身付随、手も、顔の表情さえも思いどおり動かすことが出来ない


こんなときお父さんにビデオを向けていいものか迷います。かお




まして、お父さんからコメントなんて・・・







もし、この家族がまだ お父さんのことで悩んでいたりしたら・・・


家族が立ち直ってなければ、いくら二人のビデオだからって映してほしくないはず





でも、すぐに分りました。


新郎が、車椅子の父に近づき ギュっと手を握って笑顔で話かけてました。




そして、お父さんからコメントをもらうと


言葉にはならないけれど『あ・・・う・・あぃ・・・』


と、一生懸命なにかを伝えてくださいました。






最後に、生い立ちの写真が映像で流れた時




元気だったころの父を見て、家族は号泣しょぼんしょぼん




新郎の謝辞では『父のおかげで家族が一つになりました・・・』






と言葉をつまらせながら、涙 涙の披露宴でした。