お子様が小さいうちは、空いている部屋を

「いつか子ども部屋にするけれど、とりあえず納戸に」としてしまうケースも多くあります。

 

その場合、奥から物を置いているうちに床が全てうまっていくーというケースをよくお見かけしますが、

下図のようなお部屋だったら、まず①か②に棚を置きそれでも足りなければ③に棚を置くーという使い方をします。

 

 

このようにしておくと、いざ子ども部屋にする時に棚ごと移動することが可能ですし、

インフルエンザの時などの隔離部屋にすることもできます。

そして納戸にしていた場所を子ども部屋にする時には、
大人の物はすべて撤去することが大切です。
少しでも大人の物が残っていたら「自分の城」感はなくなり、その部屋を大切に使わなくなります。

どうしても子ども部屋の収納スペースを使わなければならない場合は、
きちんとスペースを区切って「ここのスペースを大人用に貸してね」というスタンスでお願いします。

 

よく「すすんで片付ける子」を望む親御さんがいらっしゃいますが、そのようなお子さまは希少です。

思春期になれば外でのストレスを家で発散したいお子様もたくさんいます。

かくいう私も社会人2年目は仕事のストレスを自室で発散していたため、部屋は足の踏み場もありませんでした。

 

逆に家で怒られないようママとの約束を必死で守っていたらどこか別のところでそのストレスを発散しているのでは?と心配になるほど。

そして、もちろん「片付けるのが心地いい」と自分からお片付けするお子さんはいますが、ごく稀です。

「片付けなさい」と三回言って重い腰をあげれば十分。もし二回目で片付けたら褒めてあげてほしいほど!
 

皆さんも経験があると思いますが「しなさい」と言われてやるより、必要にせまられた時の方がやる気になりますよね。

お子様のお友達が遊びに来たときは、もちろんリビングダイニングで遊んでもいいけれど、
自分の部屋にも必ず友達を通すようにいうと、ちょっとモチベーションがあがるようです。

 

「〇〇はどこに収納するのがよいですか?」

「どこに収納すれば片づけやすくなりますか?」
という質問をよくお受けします。

 

おそらく皆さんは、今の家に引っ越してきた時に決めた置き場所に、ずっと収納しているのではないでしょうか。

しかし、物の置き場所は年月とともに変えていかなければいけません。

お子様の成長やライフスタイルの変化に伴って置き場所も変えていく必要があるのです。

 

3年前によく使っていた物でも、今となっては使わなくなっている物もあるはず。
小さい頃は使いやすかった低い位置の収納場所も、背が伸びた今では取り出しにくいはずです。

 

もしお子様がいま小学校低学年だったら、

これから大人になるまでに物の収納場所は3~4回変えていく必要があります。
そして収納場所は、使う人の立場になって考えること。使う人に確認することも大切です。

最近は親子川の字で寝たり、お勉強をリビングダイニングでするご家庭も多く、なかには「このまま子ども部屋はいらないのでは?」と思っている方多いかもしれません。

 

しかし、お子様の成長に伴って絶対に必要になるスペースがあります。

それはお子様が「親と離れて1人で寝る」場所です。

 

※ジェンダーフリーについてはもちろん認識していますが、以下は傾向として、皆様のご参考になればと思い「男の子」「女の子」のそれぞれの事例を挙げさせていただきます)

 

実は、これまでうかがったお宅の中に高校3年生の男の子がママと一緒のお布団で寝ていたケースがありました。
(このお話を講演ですると女の子のお母様はえーっ!と驚きますが、男の子のお母様方は「絶対うちもそうなりそう!」と皆さん顔を見合わせて笑っています)
 

私は育児の専門家ではありませんが、第2次性徴や自立―といった観点からも

中学生くらいになったらお子様が親と離れて寝るスペースは必要だと考えています。

もちろん個人差はあるので、中学生になるタイミングではまだ無理なのであれば中2になる春、それが無理なら中3の春でもよいと思います。

 

どちらかというと女の子はどのような年齢でも「早く一人で寝たい!早く子ども部屋がほしい!」と言えますが、

男の子は中学生くらいになるとママが可哀そうで自分から「一人で寝たい」と言えなくなってしまうのです。

実際「母が傷つかない方法で僕が一人で寝られるように提案してくれませんか」と言われたことは一度や二度ではありません。

 

特に男の子のお母様は、「嫌がらないうちはまだ大丈夫」と考えず、

自分から「そろそろ一人で寝るのはどう?」と提案してみてください!

 

個室(子ども部屋)を作るスペースがない場合は、
カーテンやパーテーションで仕切るのでもよいと思います。




 

 

片付けが苦手な方の特性のひとつに「分類をこまかくしてラベリング」というのがあります。

以前うかがったお宅でとても印象的だったのは、洗面脱衣所にあるタオルの棚。

そこには「ストライプ柄」「水玉柄」「無地」とラベリングがしてありましたが、まったくラベル通りには入っておらずぐちゃぐちゃになっていたのです。

早速「もうラベル剝がしますね!」とラベルを剥がし、ここはもうタオルの棚ということでいいですよねと。

 

たしかに細かなラベリングは美しいです。

しかし、そこに戻すことができずぐちゃぐちゃになるなら、ラベリングはない方がましです。

なんなら「タオル」という大きなラベルをどーんと1枚貼れば十分。

片付けはスタートが大事なのではなく、継続できるかが最大のポイントです。