経済とはなにか?
基本的に『物々交換』の原則は、今も昔も変わっていないと考えています。
例えば、お百姓さんが米を作り、漁師さんが魚を獲り、それを交換する。
自分が出来るコトをした結果を何かと交換する。
自分が好きなことをした結果を何かと交換する。
持って生まれ、育って成長した能力を最大限に生かすコトのみに集中する。
社会全体で役割を分担して、自分の好きな仕事に集中すれば、それだけ生産性もあがる。
そうやって、モノとモノ、サービスとサービスを交換し合って、みんなで豊かに暮らしていこうとするのが、仕事の本質的な価値ではないかと考えます。
お金とは、物々交換をさらに効率的にするための【道具】。
仕事をしてお金をいただくのは、自分が作った米と引き換えに魚をもらうのと、本質的には同じ意味。
ただ【お金】というものはやっかいで、
その先にいる【人】を観え難くしてしまう性質があります。
人や環境に感謝するのを忘れ、ただ目の前のお金に目を奪われがちです。
お金さえあれば、なんだってできる!
と勘違いしてしまいます。
お金を介さない物々交換だったら・・・
交換してもらえないような粗悪なモノでも、心を操作されて、つい交換してしまう。
『本当にその価値があるのか?』
買い手としてもそうだけど、売り手としても、改めて見直しをしないといけない時代になってきました。
原点回帰の流れですね。
貨幣経済の中であっても、自分の生活を支えてくれる仕事のすべてに、想像力をもって感謝の気持ちを忘れないように。
改めて、仕事の意味とは?
それは役割分担であり、社会貢献そのもの。
売り手はプロの基準で『自分が提供しているモノは、本当にその価値があるのか?』と問い続ける。
買い手も『本当にその価値があるのか? 買うに値するのか?』の基準を持って安易に買わない。
『欲しいモノなのか?』
『必要なモノなのか?』
この二つぐらいの線引きは持ちたいですよね。
『欲しいモノ』は買ってしまえば満足ですが、
『必要なモノ』なら悪いモノは買えないですよね?
『必要なモノ』なら悪いモノは買えないですよね?
当然、悪いモノは売れない。
そんなモノを売っているところは早々に潰れる。
個人個人がプロフェッショナルとして仕事をしていけば、社会は自ずとより良いものになります。
モノやサービスを購入しなければ、自分も他人も育ちません。
たまには失敗もあるでしょう。
最近はそういう情報はすぐに共有が出来ます。
得たお金を使って、モノやサービスを購入して、良い仕事をする人達を育てていく。
自分の好きな仕事に自信を持って取り組み、キチンと提供をするプロフェッショナルが増えていく。
この循環によって社会はより良くなると信じています。
「売り手よし、買い手よし、世間よし」
近江商人 - 三方よし
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