医療とは癒しの術

2024年9月25日(2024年6月下書き分)


発明を黒魔術とするなら、医学は白魔術でしょうか。表現とは不思議なもので、反対言葉をそれぞれ当てはめてみると、違和感が起こったりします。

考えてみると、発明でも白魔術の様な癒しの知識が存在し、黒魔術の様な破壊の知識が存在します。逆に医学も癒しに使えば癒される人達が存在し、それを研究する事や失敗は破壊行為となってしまう事があります。

医学と並ぶ癒しの術である薬学も、たくさんの顔を持っています。薬とは、植物や動物や自然界の物を材料として研究し作られます。

それは、分量や種類の狂いも許されないくらいの精密な作業だと思っています。

そして、効能もさまざまです。麻薬や麻酔、火薬だって薬のひとつです。


何が良く何が悪いかなんて、研究する人や使う人次第です。全ては人の考え方と行動とそれに対する受け取り方なのです。

医療を行うという事は、人ひとりで決められる問題ではなく、その行為を行う度に関係した人々がそれぞれ決める事。

だから私は、救いたい気持ちと救われたい気持ちがあり、対価を支払い、癒すという方向へ向かって時間を共有するという気持ちでいればお互い納得できるのではないかと思います。


そこには信頼関係が必要であって、どちらも不誠実な隠し事があってはならないのです。