古参の共産党員3人が、指導部への権力集中や個人崇拝の動きに警鐘を鳴らす文書を発表 | かたさん

古参の共産党員3人が、指導部への権力集中や個人崇拝の動きに警鐘を鳴らす文書を発表

習金平という名前こそ無いようだが危機感を抱いたものと推定している。

残念ながら3名はすでに当局の監視下にあるそうで「身に危険が及ぶ」というのは命が危ないということだろう。

習金平への権力集中と党大会を乗り切るための方便として犠牲になっている人々、汚職の嫌疑をかけられた党・政府幹部が心理的重圧を負ったと見せかけて、自殺や他殺で命を失ったようにならないことを祈るばかりだ。

習金平が自らの権威を高めるために行っているのが毛沢東の賞賛だが、それを反省した鄧小平(とう しょうへい)を評価しない姿勢は不遜で傲慢である。
習金平が鄧小平を評価しない原因のひとつは、習金平がすでに身を引かなければならない年齢になっていることである。

おそらく世界中の人々できちんと歴史を学んだのであれば、現在の中華人民共和国の本当の意味での基礎を築いたのは鄧小平であることを知っている。


参考のため時事コムの掲載記事

古参共産党員、個人崇拝に警鐘 異例の文書発表―中国

2022年08月29日20時30分

中国の習近平国家主席=7月1日、香港(AFP時事)

中国の習近平国家主席=7月1日、香港(AFP時事)

 【北京時事】5年に1度の共産党大会を秋に控えた中国で、古参の党員3人が、指導部への権力集中や個人崇拝の動きに警鐘を鳴らす文書を発表した。習近平総書記(国家主席)の名前には触れていないものの、党大会で3期目入りが見込まれる習氏を念頭に置いたものとみられる。党員がこうした批判を公表するのは異例で、中国で人権問題を扱うサイト「維権網」は「3人は厳重な監視下にあり、いつでも身に危険が及ぶ可能性がある」と伝えた。

中国高官、謎の急死相次ぐ 党大会前に「反腐敗」強化で重圧か

 文書は党大会への提案として22日付で書かれ、維権網が25日に報じた。文書では、党規約に明記された「個人崇拝の禁止」について「陰謀家の野心を防ぐ手だてはなく、真に禁止するなら制裁や罰則が必要だ」と主張。「さもないと文化大革命の悲劇を繰り返すことになる」と訴えた。
 個人崇拝の禁止は、毛沢東への権力集中が文革の悲劇をもたらした反省からトウ小平が導入した。ただ、長期政権を見据える習氏の下で有名無実化しており、礼賛や個人崇拝の動きが加速している。
 文書はまた、「党委員会の権力が過大になり、その及ぶ範囲は過度に広くなっている」と指導幹部の腐敗を批判。「憲法が党に与えた権力には限りがあり、無限ではない」と指摘し、「党が一切を指導する」という党規約の文言を削除するよう求めた。

 

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