【削除された】子どもの甲状腺から放射線検出(森まさこ議員の質問の解説) | かたさん

【削除された】子どもの甲状腺から放射線検出(森まさこ議員の質問の解説)


昨日の、参議院における予算委員会での森まさこ議員の質問にある、被曝させられた「子供の甲状腺から放射線が検出された」という記事と関連記事を再掲載しました。

公開された資料で判明 報じられなかった プルトニウム 「大量放出」の事実

補足資料:公開された資料で判明 報じられなかった プルトニウム ・・・


重要なのは、以下の記事のコメントにかかれていること。

専門家:「安定ヨウ素剤を飲むべきだった」 (EX-SKF-JP より)

Anonymoussaid...

2011年6月20-24日IAEA閣僚会議ウィーン:政府の福島原子力発電所の事故報告
http://www.nisa.meti.go.jp/oshirase/2011/07/230715-5-1.pdf

(P.55)
・福島県は、福島第一原子力発電所から50km圏内に行政区域を持つ市町村に対し、ヨウ素剤を配布した。
・ヨウ素剤を服用するよう指示が出された時点では、既に避難が完了していたため、指示に基づいて安定ヨウ素剤を服用した住民はいなかった。

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ここまで嘘を報告していたのにはビックリです。
ヨウ素剤を配布していたのは極一部、服用指示も極一部の自治体だけだった。
これが事実。



等も参考にしてください。

モナキス男が、何か必死に答弁していますが、実質的に被爆を避けることには繋がりませんでした。

罪のない住民、子供や大人全てを被曝させただけではなく、政府はIAEAにも虚偽の報告書を提出しているという事実を知って欲しいと思います。

(P.55)
・福島県は、福島第一原子力発電所から50km圏内に行政区域を持つ市町村に対し、ヨウ素剤を配布した。
・ヨウ素剤を服用するよう指示が出された時点では、既に避難が完了していたため、指示に基づいて安定ヨウ素剤を服用した住民はいなかった。

そして子供や大人関係なく被曝させられました。

その調査結果が原子力安全委員会から公開されましたが、被曝した子供が特定できるという理由から、丸ごと削除されたというのが、以下の記事内容です。

子どもの甲状腺から放射線検出

昨日の森まさこ議員に質問にある、削除された甲状腺被曝についての再掲載記事です。




微妙に言葉を選んでますね。安全だとは言い切れない。

というより、個人差もあるので、仮に発症に危険があるとすれば、当然ですが、安全だと断言すれば責任問題となる。というところでしょうか?(笑

まあ、これも、バ菅直人が引き起こした「無差別放射能テロ」に原因があるんですが・・・。

専門家は「微量なので、健康に影響が出るとは考えにくいが、念のため継続的な健康管理が必要だ」


これも、甲状腺がんにはならないと否定できないところは、「食べても安全」「飲んでも安全」と言っていた、枝野幸男の発言と比較すると、後退したというか・・・、本音に近くなったというか・・・。


田代教授は「微量なので将来、甲状腺がんが増えるとは考えにくいが、万が一の場合にも対応できるよう継続的な健康管理が必要だ」

とかいっているわけですが・・・。


実は、

子どもの被ばく検査結果 削除

8月11日 5時10分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110811/k10014837761000.html

東京電力・福島第一原子力発電所の事故で、インターネット上で公開されていた福島県の子どもの甲状腺検査の結果について、個人を特定できる可能性があるとして、国の原子力安全委員会が、すべて削除していたことが分かりました。専門家は、「正確な情報提供に逆行する」と指摘しています。

福島第一原発の事故で、国の対策本部は、3月に福島県いわき市などに住む15歳以下の千人余りを対象に、放射性物質が甲状腺に蓄積していないか検査を行い、原子力安全委員会がインターネット上で結果を公開してきました。この中には、いわき市の4歳の子どもが健康への影響は無いとされる、甲状腺に受けた放射線量にして35ミリシーベルトの被ばくをした、とする記述もありました。ところが、詳しい住所が含まれていたことから、原子力安全委員会は、「個人を特定できる可能性がある」として、今月初め、記述をすべて削除しました。しかし、子どもの甲状腺の検査結果は、ほかには一切公表されていないうえ、個人の特定とは関係のない、被ばく線量などの情報まで削除されたことから批判の声があがっています。災害時の情報伝達に詳しい東京女子大学の広瀬弘忠名誉教授は、「子どもの被ばくに過敏に反応されることを恐れて削除したと言われてもしかたがない。正確な情報提供で対応できるようにしてもらわなければならないのに、逆行するあり方だ」と指摘しています。


という報道があったことを覚えているでしょうか?


小児甲状腺の測定結果についてQ&Aviewer



これによれば、被曝していたのが4歳児ということがはっきりと書かれています。

で、

「捨てられた日本国民」 政府は本当のことは教えない。 国民がパニックになるから、だって

という、

2011年06月06日(月)週刊現代
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/7191

記事なんですが、一部抜粋すると、


 そのデータは、恐るべきものだった。

「1歳児(1~3歳未満)→108mSvの被曝」

「5歳児(3~8歳未満)→64mSvの被曝」

「成人(18歳以上)→16mSvの被曝」


 なんと、たった0・2の内部被曝をしただけで、乳幼児は100mSv超に相当する、大量被曝をしたことになるという。


つまりですね、田代教授は被曝している子供が4歳児だということは充分に知っていて、こういった発言をしているわけですね。

厚生労働省から、先ほどの文書が何故削除されたのか?

これも、野党の皆さんにしっかりとお仕事をしてもらう以外には、一市民としては、解明のしようがないといえばそれまでなんですが、事故発生当初からの流れを考えれば、政府主導。

つまり、バ菅直人が指示したと考えるのが妥当なのではないでしょうか。

これをテロといわずになんといえばよいのか・・・。


つい先日も、子供を餓死させた疑いで夫婦が逮捕されましたが、あの夫の警察での取り調べの報道は、バ菅直人の国会での答弁と全く同じです。

「やれることはやってきたしやっている。」みたいな自己満足発言ですが、こういう奴らを野放しにしておくと、社会の秩序は乱れるばかりです。

これを見習うような連中が、次から次へと現れてくる。

規範意識の劣化の酷さには、すでに何度も当ブログでも記述しているように、あきれるばかりですが、

今の社会の乱れを正すということからも、まず、政治家や企業のトップが、毅然とした姿勢で臨むことはいうまでもありませんが、個人レベルでも、やってよいことといけないことの区別がつかないほど、劣化しているという現実が、あるという認識も必要なのではないでしょうか。


少なくとも、福島の被爆者は自ら望んで被曝したわけではありません。

それどころか、被爆を避けるために必要な情報すら与えられず、もっとも放射能物質が飛散したと思われるときにも、放置されていました。

戦争という特殊な状況下で起きたことでもありません。


だからこそ、バ菅直人の行為は、断じて許せないと考えています。


子どもの甲状腺から放射線検出

8月13日 16時48分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110813/t10014892751000.html

東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、福島県内の1000人以上の子どもの甲状腺を調べたところ、およそ半数から放射性ヨウ素による放射線が検出されたことが分かりました。専門家は「微量なので、健康に影響が出るとは考えにくいが、念のため継続的な健康管理が必要だ」としています。


この調査結果は、13日、東京で開かれた日本小児科学会で、広島大学の田代聡教授が報告しました。田代教授らのグループは、国の対策本部の依頼を受けて、今年3月下旬、福島県いわき市や飯舘村などで、1149人の子どもを対象に甲状腺への被ばく量を調べる検査を行いました。その結果、およそ半数の子どもの甲状腺から放射性ヨウ素による放射線が検出されたということです。田代教授によりますと、甲状腺への被ばく量は100ミリシーベルト以上に達した場合に健康に影響が出るとされています。しかし、今回検出された放射線から換算される甲状腺への被ばく量は、子どもへの影響を最大限に考慮しても、最も多い人で35ミリシーベルトで、「健康に影響が出る値ではない」ということです。田代教授は「微量なので将来、甲状腺がんが増えるとは考えにくいが、万が一の場合にも対応できるよう継続的な健康管理が必要だ」と話しています。検査の結果は、来週以降、国の対策本部から子どもや保護者に通知されることになっています。