【台風15号】 大雨、土石流発生の恐れ 和歌山・奈良 土砂ダム「越流」迫る
行き先の定まらない、ミンスのような迷走台風です。
偏西風がないことと、大陸にある高気圧に阻まれて、どこにいくつもりなのかが全くわかりませんでしたが、ようやく高気圧の縁を移動する気になったようです。
現在の予測だと、9月21日頃に関東地方直撃の可能性もあります。
秋雨前線も、台風16号の影響で活発化していますが、台風15号によってもより活発になり可能性もあると考えられるので、降雨量は多いと思われるので、増水・土砂崩れには充分な注意が必要でしょう。
堰止湖の周辺地域も避難とよりいっそうの警戒が必要かもしれません。
台風15号
2011年9月20日4時30分発表強い台風15号は、20日3時現在、奄美市の東約110kmにあって、東へゆっくり進んでいます。中心気圧は965hPa、中心付近の最大風速は35m/sです。この台風は、20日15時には種子島の南南東約150km、21日3時には都井岬の東南東約180km、22日3時には北日本付近に達する見込みです。23日3時には千島近海で温帯低気圧に変わる見込みです。台風の進路にあたる地域は、暴風や大雨に厳重な警戒が必要です。次回の台風情報は、9月20日7時30分の予定です。
2011年9月20日 7時0分現在
名称 ロウキー 強さ 強い 地域 種子島の南約240km 方向・速さ 東北東に15km/h 緯度 北緯28度30分 中心気圧 965hPa 経度 東経131度25分 最大風速 35m/s 大きさ --- 最大瞬間風速 50m/s 台風の予報・実況は、3時間ごと(日本に接近した場合は1時間ごと)に発表されます
※台風の中心は必ずしも予報円の中心を結ぶ線に沿って進むわけではありません
【台風15号】大雨、土石流発生の恐れ 和歌山・奈良 土砂ダム「越流」迫る
2011.9.20 06:54http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110920/dst11092006570000-n1.htm
紀伊半島では19日夕から激しい雨が降り、国土交通省近畿地方整備局は、紀伊半島豪雨で形成された和歌山県田辺市熊野の土砂崩れダムで20日未明以降、水位差がゼロとなって水があふれる「越流」が始まる可能性があると発表した。越流が起きた場合、ダムが決壊し、土石流が発生する可能性が高くなるという。
同整備局によると、熊野の土砂崩れダムでは、満水に達する水位差が20日午前0時現在で40センチとなった。累積で30~60ミリの雨が降った場合、20日未明以降、水があふれる可能性があるという。9日に水位観測を開始した時、一時的に満水になっており、越流していたが、ダムの決壊や土石流の発生はなかった。
奈良県五條市大塔町清水の赤谷地区と同県野迫川村北股の2カ所でも20日昼以降、越流が始まる可能性があり、土石流発生への警戒を強めている。和歌山、奈良両県で現在、約330人が避難している。
田辺市熊野では午後5時ごろから降り始め、午後9時までに47ミリの雨量を観測。五條市大塔町清水の赤谷地区では40ミリ、野迫川村北股では27ミリの雨が降った。
気象庁によると、近畿南部の20日夕までの24時間予想雨量は多い所で200ミリ。21日夕までの24時間には300~400ミリの雨が加わる恐れがある。