「再臨界が起きたとしても“核爆発”はない」と元原発関係者 | かたさん

「再臨界が起きたとしても“核爆発”はない」と元原発関係者

いや、現時点で漏れちゃあいけないものが漏れているという認識を前提にしないと・・・。

爆発がもう無いとしても、放射性物質はいまだに飛散している。

極端な話だが、多くの国民は専門的な解説はどうでもいいんだョ。


レントゲン検査で浴びる放射線量と比較して、安全だといった奴らが何人テレビに出ていたんだ?

テレビに出た奴らが、「レベル7」になる危険がありといった奴が一人でもいるのか?


放射線は目に見えない、しかも地表近くのほうが、降り積もった放射性物質の発する放射線量は多い。

距離の二乗だっけ?反比例して小さくなるの。

大人よりも身長の低い子供達のほうが被曝しやすく、しかもヨウ素131を浴びれば甲状腺がんになる。

「チェルノブイリネックレス」って、この元原発関係者は知っているんだろうか?


目に見えない恐怖にみんなが不安になっている。

しかもいつ収束するとも、全く見通しがつかない。

仮に、収束したとしても、安心して生活できるまでには、しばらくは時間もかかるだろう・・・。

地震や津波そして放射能と、二重三重以上の苦悩を抱えているという国民がいることを、そのアタマに叩き込んでおけ!


どうせなら、思いっきり爆発したほうが、良かったんじゃあないのか?


「再臨界が起きたとしても“核爆発”はない」と元原発関係者

2011.04.12 16:00
http://www.news-postseven.com/archives/20110412_17256.html

 再臨界が起きたケースでも、多くの「煽り報道」がいうような「核爆発」はまずない。東芝の原子力事業部で30年間にわたり設計や安全解析に従事した吉岡律夫氏は、具体的にそのシミュレーションをした。


「東芝時代に、再臨界時のエネルギーを計算したところ、圧力容器を破損させるには遠く及ばず、せいぜい容器内の水を高さ20mの天井まで飛ばすかどうかという程度でした」


 大事故につながった東海村JCO事故(※:下記参照)でも、臨界状態になったウラン溶液は20時間にわたって核分裂連鎖を続けたが、爆発はしないし、広範囲に飛び散ったわけでもなかった。臨界=爆発でないことは、この例でもわかる。


 再臨界が起きない限り、原子炉の温度は放っておいても下がっていく。現在、原子炉を熱くしている原因は、核分裂生成物がさらに放射線を出して別の物質に変化し、その物質がまた放射線を出して別の物質に変わる……という「崩壊」現象が起きており、その際に「崩壊熱」を発生するからである。崩壊が終われば発熱も終わるのだが、面倒なことに、長い反応では100万年も崩壊が続くものもある。ただし、短い期間で崩壊が終わる反応も多いため、「崩壊熱」は臨界停止後、加速度的に減っていく。


※1999年、茨城県東海村の核燃料加工施設「ジェー・シー・オー」で起きた事故。誤った手順で加工作業が行なわれた結果、ウラン溶液が臨界状態になり、作業員3名が大量に被曝、うち2名が死亡した。事故調査委員会は、周辺住民を含め667名が被曝したと認定した。


※週刊ポスト2011年4月22日号