『ネンカク』 | オレンジサンセット岡田オフィシャルブログ「徒然雑草」by Ameba

『ネンカク』

つい最近行った居酒屋での出来事です。

先輩と二人で居酒屋に行ったのですが、その日は金曜日で、どこの居酒屋も混んでいました。
何軒か満員で断られた後、やっとのことで満員じゃないお店に入れました。

お店に入ると、店員さんが一言「年齢確認お願いします」


いつもの事です。この見た目、仕方がない。

なぜか一緒にいた今年29歳になる先輩も「念のためお願いします。」と言われました。

道連れにしてしまいました。

先輩は面倒くさそうに免許証を出しました。

店員さんは「ありがとうございます。」と言いました。

そして、僕は保険証を出しました。

しかし、店員さんは「写真付きのでお願いします。」と言ってきました。

僕が「なんでですか?」というと、店員さんは「別の人の保険証借りて持って来る人もいるので、お客様の顔と写真が一致しないとダメなんです。」と言いました。

僕は、免許証を持っていないので諦めようとしましたが、あることを閃きました。

「僕の写真が貼ってあって年齢も名前も書いてるホームページ見せてもいいですか?」と言いました。

しかし「それだと証明になりません。」と言われました。

僕は、証明になると思ったので、

「いや、この保険証が僕のものってことがわかればいいんですよね?じゃあ僕の名前と顔写真がそのホームページにあって、この保険証に書かれてる名前と、僕の実際の顔が、そのホームページと一致してたらこの保険証が僕のものって分かりますよね。」というと「どういうことですか?」と言われました。

なので、「保険証に書かれてる情報が嘘やと思うから入れないんですよね?どこか別にもう一つ顔写真と名前があって、それがこの保険証と僕の実際の顔、2つとも一致したら、この保険証僕のものってなりませんか?同姓同名の人で顔も同じ人って存在しないじゃないですか?」と言うと「いや、それはどうにでもなりますよね?」と言われました。

僕は、いや、どうにでもならんやろ。。と思いながら、何度も説明していると、もう一人の店員さんが出てきて、「どうかされましたか?」とたずねてきました。

僕が、事情を説明すると「あーそうですね。その2点があれば本人って分かります!」とあっさり分かって下さりました。

やっとや!やっと入れる!と、僕が安堵の表情を浮かべていると、「あの、ただいま満席でして、すみません、お待ち頂きますがよろしいですか?いつ入れるかお時間はよめません。」

いやいやいやいや!なんじゃそりゃ!やっと入れると思ったのに!

そういえば、僕が説明してる最中、なんグループか中に通されていってたな。

どうしてくれんねん!俺の幼い顔と理解能力の低い店員!

おかしいやろ!

仕方ないので僕達は店を後にしてカラオケに行くことしました。

僕は、怒りの表情のまま岩崎宏美さんの「許さない」を熱唱しました。

これからは居酒屋に行く度にパスポートを持ち歩きます。