『自由研究』
小学5年生の頃でした。
僕はカブトムシが大好きで、夏休みの自由研究でカブトムシの成長日記をつけようと思いました。
とはいえ、普通にカブトムシを育てるのもつまらないので、幼虫から育てようと思い、幼虫を捕まえに、兄と一緒に近所の雑木林に行きました。
雑木林に落ちている木の破片を砕いてみると幼虫が1匹いました。
僕は、幼虫1匹と土をカゴに入れて家に持って帰りました。
それから毎日、幼虫の成長を観察日記に記していきました。
幼虫はどんどん成長し、やがて土の上には現れなくなりました。
ある日の朝、僕が二階でぐっすり寝ていると一階から兄が僕を呼ぶ声が聞こえます。
「こうた!こうた!!大変や!!」
なんやろう?と思って急いで、一階におりていくと、兄が玄関に置いてたカゴを指さして
「大変やぞー!!」
と言っています。
僕は一目散にカゴの中を覗きました。
するとカゴの中にはとんでもないくらい腰が細くて脚が長い真っ黒な見たことない蜂がブンブンブンブンブンブンブンとカゴの上を突っついて外に出ようとしています。
なんじゃこりゃーー!!
僕は半泣きになりながら「気持ち悪いねん!!」と叫び空き地に向かって蜂の入ったカゴを思いっきり放り投げました。
僕は、夏休み期間中ずーー---っと、腰が細くて脚の長いデッカい変な蜂の幼虫を大切に育てて観察していたのでした。
僕はカブトムシが大好きで、夏休みの自由研究でカブトムシの成長日記をつけようと思いました。
とはいえ、普通にカブトムシを育てるのもつまらないので、幼虫から育てようと思い、幼虫を捕まえに、兄と一緒に近所の雑木林に行きました。
雑木林に落ちている木の破片を砕いてみると幼虫が1匹いました。
僕は、幼虫1匹と土をカゴに入れて家に持って帰りました。
それから毎日、幼虫の成長を観察日記に記していきました。
幼虫はどんどん成長し、やがて土の上には現れなくなりました。
ある日の朝、僕が二階でぐっすり寝ていると一階から兄が僕を呼ぶ声が聞こえます。
「こうた!こうた!!大変や!!」
なんやろう?と思って急いで、一階におりていくと、兄が玄関に置いてたカゴを指さして
「大変やぞー!!」
と言っています。
僕は一目散にカゴの中を覗きました。
するとカゴの中にはとんでもないくらい腰が細くて脚が長い真っ黒な見たことない蜂がブンブンブンブンブンブンブンとカゴの上を突っついて外に出ようとしています。
なんじゃこりゃーー!!
僕は半泣きになりながら「気持ち悪いねん!!」と叫び空き地に向かって蜂の入ったカゴを思いっきり放り投げました。
僕は、夏休み期間中ずーー---っと、腰が細くて脚の長いデッカい変な蜂の幼虫を大切に育てて観察していたのでした。