ぼくには、ぼくの人生を変え、ぼく自身を変えてくれた友人がいます。
ガンコなぼくのかたく結ばれたヒモをほどいてくれた友人。
自分で言うのもなんなので母親の言葉を使うなら「真の世間知らずのバカ」なぼくを正してくれた友人。
たぁーーーくさんのことに気付かせてくれた友人。
今でもお付き合いさせていただいている友人もいる。その中でそこまでの人は3名ほどだが。
もう、会わなくなった友人もいる。
中には恩師もいる。異性もいる。いろいろある。
疎遠になった友人は今なにしているのだろう
会いたいな、会ってお礼が言いたい、謝りもしたい、そんなことを考える時もある。
倉本聰がテレビ台本で
むかしの恋人に会って謝りたいという女の子に恋人の父親のセリフとしてこんなニュアンスのことを言っていた。
それは必要か?と。
みんな人生次へいっている。そこにこちらのエゴでの巻戻しは必要か?
田中邦衛と宮沢りえのシーン、いまだ頭に焼き付いている。
みんなはみんなの今の人生の中にいる。
全世界共有している今の中にぼくもいる。
今、今の生き方をするぼくは、今の生き方が出来るぼくに感謝する。
今はもういない、あの頃の彼ら彼女らに感謝する。
感謝されている彼彼女らは今もどこかで生きている。
なにを特別するでない、自分のスペシャルな日々を送っているに違いない。
よく想像する。
今まで出会ったそんな人たちと会えぬまま死んでゆくことを。
一期一会ということばがあるが、いやいや、そんなことを考えるたび頭おかしくなりそうで考えをやめるぼくがいる。どうにもならないので考えるのをやめる。
これはたぶん10年後もまた会いたい人が増えて同じ感覚が繰り返されるのだろう。
敢えてだから、人生は面白いともいえる。
ぼくは未だその域に達してはいない。
ぼくの恩師のいる名古屋へ来ている。
今日から愛知岐阜三重出張だ。
人は人と関わり成長し、ときに疲れる。
よし!がんばるぞ!と思うのである。
愛知岐阜三重のみなさま
よろしくお願いいたします。