こんにちは。sachiです。
今回は、先日「保育所等訪問支援事業の勉強会」でお世話になった
しんがくどう福岡東さんの
居宅訪問療育についてのご紹介です。
しんがくどうさんの居宅訪問療育を利用すると、
自宅で療育を受けることができます。
通所が難しいお子さんとそのご家族にとって、とても助かるサービスと思います。
利用の詳細、流れ、料金について、詳しくはまずこちらをどうぞ。
↓(*しんがくどうさんのチラシです。チラシ掲載について許可をいただいています)
【利用料金に関する補足】
☆「居宅訪問療育」利用料金に関しては、しんがくどうの「放課後等デイサービス」、または「保育所等訪問支援事業」を利用中であれば、家庭連携加算の対象となります。簡単に言ってしまうと、既にしんがくどうを利用しているのであれば、4回までは受給者証がきくため交通費以外の金銭負担が増えません。(家庭連携加算の対象となる内容は事業所によって異なります。しんがくどうさんの場合ということでご承知おきください。)
☆しんがくどうを利用していない人は自費(50分4000円)になり、受給者証がききません。(別の放デイを利用していて、居宅訪問療育のみをしんがくどうさんに依頼する場合も自費となります。相談支援事業所を介する必要はありません。)見方を変えれば、お金はかかるけれど、グレーゾーンの受給者証をとっていない(とれない)子どもや、特性の気になる不登校及び通所しぶりのある子どもも利用できる等、利用できる子どもの幅が広いところにはメリットがあります。
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【しんがくどうさんの居宅訪問療育の実際の様子】
さて、実は我が家はしんがくどうさんの居宅訪問療育(自費)をすでに2回利用しています。
我が家のケースについてと感想を、参考までに書かせていただきます。
息子は現在小5です。
小2から放課後等デイサービス(しんがくどうさんを含む2ヵ所)を
利用するようになりました。
が、とにかく家が大好きな子で、
放デイに行ったら行ったで楽しく過ごせることが多いのですが、
それよりもやっぱり家にいたいという思いが強いようでした。
それにくわえて、家に帰る時間にこだわりが強かったです。
昨年頃から、「どうしても放デイ行きたくない」と言うようになり、
放デイの先生と相談しながら、
あの手この手で通所し続けていましたが、
情緒不安定になることが多々ありました。
(放デイさんの対応に問題があったわけではありません。
本人の特性によるところと思います。)
この夏休みに強く「行きたくない」と訴えたため、
家族で相談のうえ、息子には条件をつけたうえで
ついに通所をやめることにしました。
ここで不安になったのは、むしろ親
これからもし、トラブルが起きたときや
何か改善したいことがあるときは誰に相談したらいいんだろう?
(息子は病院での診断を受けておらず、通院もしていません)
息子をよく分かる人で、専門的な知識をもった人でないと、
安心して相談できないし、効果的なアドバイスももらえなそう・・・
そこで利用をすることにしたのが、
しんがくどうさんの居宅訪問療育でした。
放デイのほうは利用予定がないため、自費での利用です。
これまでは放デイで、少人数での活動を通して
集団生活に必要なことを重点的に学んできたと思いますが、
今後は、自宅での個別療育で、
日常生活面の自立に関わる動作や、コミュニケ-ションに関わる力に関して、
息子1人だけにあわせたご指導を受けることになりました。
我が家は、平日の夕方に隔週の利用(トータルで月2~3回程度)をしています。
先生は毎回、息子の興味や能力にあったものを準備してくださいます。
画像は、現在、箸がどれくらい使えているかを見るためのゲームの様子です。
古代生物好きの息子が興味をもてるよう、
一部のフェルトボールには古代生物の絵がはられています。
ピンセットから始まり、普通の箸で、
これをひっくり返してつまめるかどうか、
どんな持ち方をしてどんなふうに箸を扱っているか、というところまで見てくださいました。
このあと、「だいぶ使えてますね」
と大人だけの話のときに言ってもらえて、びっくりしました。
私は「息子は箸ができない」と
ずっと思っていた(勿論、健常の子から見たらできません)から、
箸を使うまでの途上段階で、できることが増えていることに気づけていなかったんです。
見る人が見れば、ちゃんと成長しているところがあったんだ・・と、とてもうれしく思いました。
まだ、利用は数回ですが、
子、親、先生で進めるこの時間は、親であるわたしの勉強にもなります。
先生が、息子にどんな言葉かけをしているか、どんなところを見てらっしゃるのか。
息子の調子がのらずに、その場から離脱してしまったときは、
息子が落ち着いて自分から帰ってくるのを待つ間に、
先生の所見を聞かせていただいたり、
状況についての考察をしてその後の対策を練ってみたり。
また、今後わたしが期待しているのが、
夫に少し早めに家に帰ってきてもらい、
先生の息子に対する療育の様子を見てもらうことです。
息子はもうすぐ10歳。
排泄や着脱、性教育に関わることは、
今後、夫からしてもらう必要があることを考えると、
もう少し夫には息子への接し方や教え方を考えてもらう必要があると思っています。
先生の息子に対する効果的な接し方や教え方を
夫に直接みてもらうことは、
わたしが「こうして」「ああして」と言うよりもずっとずーーーっと響くはず。
(先生の説明はとても分かりやすく的確です。
フィードバックでは、最終的な目標に触れながら、
現在必要と考えられる対応について親に教えてくださいます。
また、こちらの疑問にも一緒に考えてくださいます。)
居宅訪問療育は我が家のニーズにとてもあっていて、
利用することができて本当に助かっている実感があります。
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必要な人に、必要なサービスが届きますように。
チラシにもありますが、お問い合わせ先はこちらです↓
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しんがくどう福岡東
居宅訪問療育専用ダイヤル
080-8372-3587(受付時間 AM9:00~PM18:00)
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