休校中/登校の再開にむけて
コロナウィルスの感染拡大に伴い、福岡県では4月17日に緊急事態宣言が出されましたが、
5月14日に緊急事態宣言は解除されました。
福岡県では予定していた休校期間を繰り上げる学校も増え、
粕屋町近辺の学校は6月を待たずに登校が再開されることとなりました。
あと、もうひとがんばりですね。
特別な支援の必要な子の親の会「ぽこあぽこ」では休校中の情報交換、悩み相談の場として、
ぽこあぽこグループLINE既参加者を対象としたグループLINE「長期休校をのりきろう」を開設し、
参加者により投稿された情報他を、
個人の特定されない範囲で、内容ごとに編集してこちらのブログでも紹介させていただいてきました。
「ぽこあぽこ」の活動に興味をもってブログを読んでくださっている方、
長期間に渡る休校中、特性のある子育てに悩んでいらっしゃる方の参考になればと思います。
こんにちは。sachiです。
今回のテーマは「登校の再開にむけて」です。
いつも息子がお世話になっている
放課後等デイサービスの先生から
◎登校の再開までにしておくとよいこと
◎登校再開後に起こりがちなことと、その受け止め方
についてアドバイスをいただくことができました。
グループラインで皆さんにわたしから紹介しましたが、
とても参考になったので、
あわせてこちらのブログのほうでも紹介させていただきます。
(*こちらのブログで紹介させていただくことについて、アドバイスいただいた先生の了承を得ています。
実際に会ってみないと分からないことや、あうあわないというのがあるので、お子さんにあいそうであれば参考に、とのことでした)
◎登校の再開までにしておくとよいこと
①生活リズムを整える
②学校のイメージを取り戻しておく
③学校の先生との連携(*話しておくことが必要そうな場合)
①生活リズムを整える
起床時間、食事時間、就寝時間など。
②学校のイメージを取り戻しておく
・休みが長すぎて学校での生活をすっかり忘れてしまっている可能性がある。
そのため「学校はこんなところだったなぁ」というイメージを取り戻しておくようにする。
子どもに応じてイメージを取り戻すための声かけや頻度は調整する。
☆学校大好きな子
→学校生活についての話を積極的に会話にいれていく。
☆学校が不安な子
→学校生活について、その子にとってプラスに思えるような話題を、一日一回食事のときなどにサラッとさりげなく話題にあげる。
<留意点1>見通しをつけておいたほうが安心する場合もあるけれど、言いすぎることで逆に不安になる子どもの場合は、あまり細かいことを言わずにポンと押し出したほうがよいこともある。
<留意点2>細かい時間割等は前日の説明でよい。
<留意点3>とても不安がるときは「ほんとにつらかったら電話してもらって帰ってきてもいいから」等、逃げ場を確保しておく。
<留意点4>先生や友達について「〇〇さんがいるから大丈夫だよ」と話したり、「▲□で楽しみだね」と話したりして励ます時は、確実な情報を元にする。ちがったときにつらくならないようにするため。また、人のイメージをさせるときに名前と顔が一致しづらい場合は写真を見せながら「〇〇先生に今年お世話になるね」など視覚的にも認識しやすくする。
③学校の先生との連携(*話しておくことが必要そうな場合)
新しいクラス担任の先生に必要な配慮が伝わるようにサポートノートをつくって渡したり、事前に打ち合わせをしたりしておく。
◎登校再開後に起こりがちなことと、その受け止め方
・今までできていたことができなくなる(例:登校時間が間に合わない、歩いて登校できない、給食を食べることができなくなった等)ということが予想される。
これは、「後退」したわけではなく、「力はもっているけれど発揮できる環境や条件がまだ整っていない」だけ。
☆親にもっておいてほしい心構え☆
・親がまず「学校でこれくらいできる」と思っているハードルを下げておく
・休校前までにできるようになったことができなくなっていても悲観しない
・子どもができなくなったことに対して落ち込んだときに一緒に落ち込まずにサラッと流してあげる
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もうすぐ「登校が再開する!」と思うと、
宿題や持ち物にばかり気がいきがちですが、
特性のある子ども達には
心と体の準備
が大切なんだな、ということを思いました。
登校再開までのあと数日、
お子さんにあう形でのサポートを生活の中に取り入れていきましょう