納税者の立場に立てば、国会議員の議員定数削減が叫ばれるのだが、私からすれば、地方議会議員である都道府県議会議員や市町村議会議員の削減の方が国会議員のそれよりも優先して行うべき、と思うがね。

昨日、ヤフーに掲載された中国新聞の記事を要約して引用する。

広島県議会（定数64）は2日の本会議で、議員22人の欧州派遣を賛成多数で可決。

視察する主要会派は核拡散防止条約（NPT）再検討会議の第2回準備委員会があるスイス・ジュネーブで核兵器廃絶を訴える大切さを強調。

議員7人の訪問団は、20～28日にスイスと英国へ。

議員15人の訪問団は、任期中に1人1回90万円を上限に使える制度でスイスとリトアニアとオランダへ。

核兵器廃絶という誰もが反対しずらい最もな理由をつけているんだが。

私から言わせれば、観光旅行。

政治における物事の主義主張は違えど、自分たちの既得権益、毎年の様に予算化される海外視察費に関しては、スクラムを組み、仲良しこよし。

一応、外向けにはケンカをしているフリはしているのだろうがね。

納税者の中には、その様な議員を次の選挙で落せ、という考えがあるのだが、実は、それが非常に難しい。

何故なら、都道府県議会議員の選挙というのは、区割りで選挙区ごとに定数があるんだな。

殆どの選挙区が既存政党が入り込み、無所属がその枠に入り込むのは現実的ではない。

だから、任期中に海外視察など批判を浴びても、結局は、次の選挙でも勝ち上がってくるんだな。

自分のカネだったら、という意識の欠落。

財源がない、といいながら、海外視察は必要。

住民には、今年度から森林環境税を新規に、また、社会保障費の負担や賃金上昇を上回る物価の上昇で可処分所得が減少。

こんな現実を分かった上で、少しでも税金を節約しよう、という発想がないのが国民や住民の代表という立場の人達なんだな。

最悪すぎるだろう。

！！！

海外視察！