『人間標本』湊かなえ

人間も一番美しい時に標本にできればいいのにな

蝶が恋しい。蝶のことだけを考えながら生きていきたい。蝶の目に映る世界を欲した私は、ある日天啓を受ける。あの美しい少年たちは蝶なのだ。その輝きは標本になっても色あせることはない。五体目の標本が完成した時には大きな達成感を得たが、再び飢餓感が膨れ上がる。今こそ最高傑作を完成させるべきだ。果たしてそれは誰の標本か。――幼い時からその成長を目に焼き付けてきた息子の姿もまた、蝶として私の目に映ったのだった。イヤミスの女王、さらなる覚醒。15周年記念書下ろし作品。



挿絵が、まず衝撃ゲロー

グロくて… 読み進めるのに躊躇したが、
展開ありポーン

久々の湊かなえさんだったが、
イヤミスぶりに拍車がかかっているようでした爆笑





『特殊清掃人』中山七里

誰もいなくなった部屋にこそ、住んでいた者の嘘のない生きざまが現れる──。特殊清掃業者〈エンドクリーナー〉には、日々、様々な依頼が押し寄せる。彼らの仕事をとおして、死者が抱えていた様々な事情が浮かび上がる。『護られなかった者たちへ』の著者が贈るヒューマン・ミステリー。



特殊清掃という仕事を通しての人生物語。

4ケースの短編集というのかな。

特殊清掃の現場の困難さを知りました。
ま、リアルはもっと大変でしょうけども。

惨劇を、湯船に浸かる度に思い出してしまうあせる


中山さんの新刊かな?と思った未読本でしたが、
数年前のもののようでしたひらめき電球