沖縄工房ツアー 2日目 最終日 | 加寿利屋“日誌”

加寿利屋“日誌”

こだわり抜いた趣味の呉服

読谷山花織の織元を訪ねました。






こちらでは、若い方で60代、上の方で80代、そんなお歳の方が多い中、

びっくりしたのは、皆さんの元気な姿と、そして笑顔と笑い声が絶えないとても明るい工房だったことです。










この工房では、1人1人が自らデザイン、配色を考え、個々の感性が表現されています。







そんなお歳の方が織られたとは思えないほど華やかな作品ばかりで、素晴らしいものをたくさん見ることができました。









買いたい物ばかりで、困ってしまいました。







その後にお茶を入れていただき、皆さんとティータイムとなりました。

沖縄の紅芋を蒸かした物やお餅など、テーブルいっぱいにお茶受けを出してもらい、終始笑いの絶えない良い時間を過ごすことができました。

工房の織り子の皆さんに大変お世話になりました。







「お元気で頑張ってください!」の言葉に「まだまだ頑張りますよ!」と答えてくださり、大先輩方に力を頂きました!



これからも笑顔になれる作品作りを続けていってくださいね!











次の工房は人間国宝の玉那覇有公さんの工房へ。







こちらは沖縄の代表的な紅型を染めている工房です。










紅型の鮮やかな色、沖縄の地でしか生まれない配色が見事でした。








今は若手の方も数名いらっしゃって、技術を継承しておられます。












今後若手作家さんが誕生されることを楽しみにしています!











そして2日目の工房ツアーの締めくくりは、花倉織の伊藤峯子さんの工房です。






この方は以前お会いした時から、知的で、常に探究され、不可能を可能にしてしまう、そんな、人としても素晴らしい大好きな方です。










沢山の楽しいお話を聞かせていただきました。

糸へのこだわりが強く、常に他の人には真似のできないことを考え、新しいことに挑戦し続けていらっしゃいます。











工房内にはクラシックの音楽が流れていて、私が惚れた琉球松の本棚には沢山の本が並べられています。

いい音楽と機織りの音が気持ちよく、そんな中で織り上げられていく生地が素敵じゃないはずがありません!








帰りの際に「またいつでも来てください」と嬉しい言葉を頂きました。

はい!絶対また行きます!




ありがとうございました!










ツアーを終えて、、


現代はとても便利になりました。

ですが、こうして人間の手でなければ出来ないことがまだまだあります。

今回のツアーで、日本にはこういう物がまだあるんだと感じてもらえたことが嬉かったです。


これからも良い物を求め、自分の目で見て、自分の手で触れることを大事にし、その時感じたことをどんどん発信し続けていきます!



ぜひみなさんにも日本の自慢できる良い所をたくさん知っていただきたいです。











現地で感じる風や香りをしっかりと記憶に残る充実した2日間となりました。





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