2005.07.30 | Flexible Reusable Surface Insulation

2005.07.30

井上戯曲「父と暮せば」、世界へ 6カ国語に翻訳・上演

nest of anti fish

広島で被爆した父と娘の心の交流を描いた井上ひさしさんの戯曲「父と暮(くら)せば」が世界に広がっている。94年に発表されて以来、フランス語、ロシア語、英語など六つの言語への翻訳が進み、海外での上演も相次ぐ。日本の現代戯曲としては異例のことだ。井上さんは「被爆した人たちの気持ちを総合するとこうなると考えて書いた。海外から『原爆について日本人が、仕返しをするという発想ではなく、この悲劇が人類の上に繰り返されないようにと考えていることに感銘を受けた』という反響が寄せられている。被爆者の思いが理解され、広がっているのだと思う」と話している。

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