ここ数日、五月のように暑い。つい一週間前までは、ウールのセーターを着てたのに。

 

かって日本の春は、三寒四温を繰り返しながら一雨ごとに近づいてくる感覚だったが、最近は気温の乱高下が激しすぎてこれまでの常識は通用しなくなっている。

 

 

本日は、血液検査の結果を聞きにクリニックへ。

 

今回は5年ぶりにコレステロールが平常値(211)で、他の数値も真ん中に収まって気分がいい。

持病も薬でコントロールできているから「今のところ問題なし」とのこと。

 

 

帰り道にんまりしながら「良くなった原因は何だろう?」とつらつら考えるがすぐには思い浮かばない。

 

お酒も飲まず肉類や脂っこいものも苦手で、長年小鳥?のような食生活なのに・・・。

なのに コレステロール値 がやや高値(230~270)なのは やはり加齢のせいだろうか。

 

検査のたびに納得いかなかったが、かといって大嫌いな運動を始めるでもなく、十年一日のごとく昨日と同じ今日が続いていた。

 

う~ん、強いて言えば昨年の夏ごろから麦を(米7:麦3)食べ始めていた。

 

経緯はこうだ。

 

友人に腎臓に石のできやすい人がいた。症状が出ると激烈な痛みに日常が吹き飛ぶ。

何とかできないかと心を痛めていたら、『今日の健康』(2022・7)で、腎臓専門医が「麦飯を食べるとシュウ酸の生成を抑え、夏バテに良い」と言うのを聞いた。

 

友人は、石が血管に詰まりかけたら出石茶という漢方系のお茶(12パックで4500円⁈)を飲んで石の排出を試み、それでもだめだったら最終的に医者を受診するというスタイルだった。

 

弁慶の七つ道具ではないが、戦う武器は少しでも多い方がよいだろう。麦でシュウ酸の生成を抑えられるなら、試してみる価値はあるのではないかと思った。

 

幸い私は石とは無縁の体質だが、毎年夏は暑さで死にかけるので、彼女と一緒に「麦」を食べはじめることにした。

もち麦の食感はプチプチもちもちしていて、白米と一緒に食べても全く違和感はない。

 

それほど期待もせず、もち麦を食べ続けて7か月。

食物繊維が白米の23倍&玄米の4倍という数値が、コレステロールの低下に効いたのだろうか。

 

 

キツネにつままれた気分だが、友人と共に、半年、一年と経過観察を続けよう。