WORLD TOUR THE FINALの最終公演であり、
20周年の記念すべき1年を締めくくる大切な公演でもあったこの2日間。
その特別な時間を作り上げるLIVEの会場に選ばれたのは
年間1組しかLIVEを許されない国立競技場でした。
天然芝の保護のために厳しい条件が課せられている国立で激しいLIVEパフォーマンスが予想されるロックバンドの公演は未だかつて許されたことがありません。
しかし今回その国立競技場でL'Arc-en-CielのLIVEが許可され国立の歴史に名を刻むことになったのです。
そんな選ばれし者しか足を踏み入れることができない聖地・国立競技場で2日間に渡って行われたTHE FINALの最終公演はL'Arc-en-Ciel史上最高の演出によって最大の感動に包まれる公演となりました。
当日の朝。ラルクの国立公演を祝福するようにキレイな青空が広がり、
国立競技場には今までツアーで回ってきた国々の国旗が掲げられていました。


日産、USJでの公演で国立公演に向けて「国立は祭りだ!!」と意味深なメッセージを残していたL'Arc-en-Ciel。
そのメッセージにあやかって会場に集まったラルクファンの中にははっぴを着たり、浴衣を着たりとまさにお祭り仕様の装いで開場前の国立を彩っていました。
私も気分は完全にお祭り★

開場。
LIVE初開催の地、国立競技場へ入るラルクファン一行。
きっとそれぞれが特別な思いを胸に開場の中で入って行ったことでしょう。
私は2日間共にスタンド席。
特に1日目はカナリ上のスタンド席だったので席に着くまではどれだけステージから遠いのだろうと不安な気持ちもありました。
でも実際に行ってみると聖火台近くの席なだけに会場全体が見渡せるだけの高さがあり、
さらに正面には新宿の高層ビル群が広がると言うLIVEのみならず景色まで楽しめる好条件の席でした。
ただでさえLIVEの演出が凝っているL'Arc-en-CielのLIVEなのにそれに加えて新宿の夜景をバックに見れるなんて、なんて贅沢なんだろうと開演前からその構図を頭に描いてドキドキしていました。
そして開演。
「国立は祭りだ!!」と宣言しているだけに自然とオープニングから期待の眼差しが会場内を走ります。
いったいどこから、どんな風に4人が登場するのか?
まずがステージ画面に海外ニュース自立ての映像でカオTデザインの謎の飛行物体が世界中で目撃されているという報道映像が流されました。
その飛行物体はなぜかL'Arc-en-Cielが海外公演を行う会場上空に出現し、まるで一緒にワールドツアーをしているようだとキャスターは語ります。
そしていよいよ国立上空にもその謎の飛行物体が出現!!
会場に降り立ちオーディエンスの興奮をかきたてます。
一瞬その物体が消え、戸惑いと緊張で会場がざわめくなか現れたのがマーチングバンド!!
そのあとにメンバーが乗ったフロートが現れ会場が興奮と困惑と歓喜の渦に包まれ至るところから歓声が上がります!!
前代未聞のド派手なオープニングはもはやただのオープニングではなく
“オープニングセレモニー“
会場を一周する凱旋パレードと言う異評を付いた登場に加え、聖火を点灯する演出もありました♪
まるでオリンピックでも始まるのではないかと言わんばかりの登場でこの祭りは幕を開けたのでした。
メンバーがステージに降り立ち、いよいよLIVEがスタートして行きます!
国立公演は今までとは全く違う演出で曲目もカナリ変えてきているという事前の告知もあって
最初の一曲には期待を寄せます。
そんな注目の第一発目はyukihiroが軽快なリズムを叩き出し、READY STEADY GOへとつながります♪
一気にスピード感ある曲からスタートした甲斐もあり会場は一気に盛り上がります!!
GOOD LUCK MY WAY、Revelationと続き1日目HEAVEN’S DRIVE,Vivid Colors。
2日目はHONEY,flowerを熱唱♪
WORLD TOURとは全く違う予想もつかないセットリストの登場に会場は興奮の渦に巻き込まれていきます。
開始から5曲を歌い終えここでhydeのMC。
「ただいま!」と帰国の挨拶をしたあと一年前の味の素スタジアムでのLIVEを振り返り、
雨ではなくこの日のように気持ちよく晴れた青空の下でやりたかった。
と1年前のリベンジとしてIn The Airを演奏。
tetsuyaのベースラインが会場に響き渡ると共に会場からは歓声が飛び交います。
その声にと共に画面は爽快感溢れる青空の映像が映し出されまるで空に浮かんで聞いているかのような気分になっていました。
会場に吹き込む爽やかな風に誘われるかのように披露されたのは1日目風の行方。
2日目は夏の憂鬱が披露され初期の名曲の美しい演奏に会場は引き込まれていました。
続くMY HEART DRAWS A DREAMではkenのギターソロと共に画面には色とりどりの花が徐々に開花していく様子が映し出されました。
その幻想的な光景はまるでkenのギターによって花が咲いているかのような感覚にさえとらわれてしまいます。
画面いっぱいに満開の花が咲き誇ったと同時に曲がスタート!
MY HEART DREAWS A DREAMの見せ場であるオーディエンスの大合唱は今日も会場に大きな夢を描いていました。
会場が一体となった美しい余韻に浸っている中エンジン音を蒸す音が鳴り響き
LIVE定番の盛り上げナンバーDriver´s Highが始まります。
火薬のド派手な演出や会場がFlash!!Clash!!のフレーズと共にジャンプする盛り上がりは何回やっても気持ちがいいものです♪
一気にテンションを上げた後は1日目はCaress of Venus,2日目はthe Fourth Avenue cafeが演奏されチアガール達のダンスと共に華麗に披露されました。
曲の後は花道で踊っていたチアガール達がステージ中央に集結。
何が始まるのかと思うとチアガールたちに囲まれてkenがMCを始め会場を煽ります!!
2日目は一緒にポンポンをもって踊る意外すぎる展開も飛び出し会場を笑いの渦に巻き込んだのでした!!
こんなkenとチアガールによる夢のコラボ(?)が実現し会場も大いに湧いている中で始まったのが ラルク切ってのアゲアゲナンバー♪SEVENTH HEAVEN!!!
パーティーのように音楽に合わせて踊り散らすオーディエンス!!
その盛り上がりを更に煽るように銀テープが会場を覆い尽くします!!
銀テープをキャッチしたオーディエンスはそれを振りかざし色とりどりの輝きを放ちながらまるでキラキラと光る水面のように鮮やかにゆらめいていました。
ド派手な演出と最高の盛り上がりを見せたSEVENTH HEAVENとは打って変わり、
次はWORLD TOURでLIVEのオープニング曲を飾っていたいばらの涙が始まりました。
スクリーンには燃え盛る炎が映し出され、迫力満点の演奏には誰もが圧倒されたことでしょう。
さぁ、次はtetsuyaのバナナ投げとベースソロを挟んでUSJ公演での披露からファンの期待の一曲となっているC'eat La Vieが始ます。
オーディエンスも軽快でアップテンポなリズムに乗って左右に可愛らしく手を振ります。
C'est La Vieはフランス語で“それが人生”と言う意味。
「人生なんてこんなもんさ」と明るく楽観的な考えを表すことわざのような言葉です。
今まで20年間様々な困難に直面しながらもそれを乗り越えてきたL'Arc-en-Cielの生き様を表しているようなそんな一曲でした。
そんな幸せで和やかな空気が流れた後はL'Arc-en-Cielが表情を一変して悪魔の叫び声が上がります!
続いて演奏されたのはShout at the Devil!!
yukihiroの渾身のスネア連打とhydeのシャウトが高々と響き渡り、ステージの至るところから火柱が立ち上ります!!
あまりの迫力と炎の熱さ、そしてメンバーの気迫に圧倒される圧巻の演出と演奏でした。
サビ部分、「真実の旗振りがざせ~!!」ではオーディエンスならずともメンバーまでも拳を高々と掲げて、会場の一体感を感じることができました。
曲の後はyukihiroのドラムソロが会場を沸かせます。
1日目、2日目共に渾身のドラムソロを披露!!
画面に映るyukihiroの歯を食いしばってドラムを叩く表情からは魂の込められた気迫を感じることができます。
ドラムセットの連打し始めると会場全体から賞賛の歓声が沸き、その声に応えるようにyukihiroも力を振り絞って叩き続ける!!
体脂肪率は測定不能の領域まで鍛え上げられているyukihiroの洗練された肉体から生まれるドラムパフォーマンスからはその細身の体とは相反する迫力、力強さを感じることができます。
圧巻のyukihiroのドラムソロ後メンバーのはけた後はいったんの休憩・・・
ではなくラルクファン恒例のウェーブタイム♪
まずはアリーナ最前列から一気に大きなウェーブが巻き起こり会場全体を巻き込んだ大ウェーブ大会が開催されます(笑
スタンド席も端から端までしっかり受け継ぎながら今回はアリーナとスタンド席のクロスウェーブなど高度な技術を披露!!(笑
国立競技場が興奮と歓喜の波で満ち溢れていました。
また、2日目はスタッフがステージ上から記念撮影を決行★
きっとファンクラブの会報誌などで目にすることができるでしょう!
さて日もすっかり沈んで暗闇が国立を覆う中綺麗に輝く七色のサイリュームが会場を美しく照らし出します。
続く第二幕はステージを移して会場後方のサブステージにて1日目はPieces,HONEY。
2日目はあなた,winter fallが演奏されました。
私の個人的な意見ですが特に印象的だったのが2日目に演奏されたあなた。
サビ部分のインストが流れだすとどこからともなあなたの大合唱が生まれ出します。
「胸にいつの日にも輝くあなたがいるから・・・」
七色に光るサイリュームが左右に揺れ、そんなオーディエンスの美しい演出に誘われるようにメンバーが登場。
七色の光の天の川の中に浮かびあがる小さなサブステージは天使が舞い降りたかのように幻想的にメンバーを映し出していました。
サブステージの演奏後は再びメインステージに戻り、
NEO UNIVERSE、CHASE、XXX、Linkと立て続けに曲を披露♪
特にXXXは暗闇に響くゴシック調のド迫力な演奏と妖艶な照明と映像の演出が会場を飲み込んでいました。
個人的にXXXの演出と演奏の迫力は群を抜いていたと思います。
もうL'Arc-en-Cielというまるで神、魔物、と言った世界を支配する絶対的存在が音楽を生み出しているように見えました。
放たれた音楽の前では敵うものは無し、
全てを平伏させ抵抗の余地を与えない気迫と息を飲むほどの美しさを全身で感じて恐怖感にも似た緊張が体を走っていました。
そんな金縛りのようにピンと張り詰めた空気を一気に開放したのがLink♪
アップテンポでノリのいい曲調に加え、
「たとえ遠く離れ離れになってもつながり合う思い」
と今回のをWORLD TOURを連想させるような歌詞を持つこの曲。
会場もLIVEのラストスパートに乗って最高の盛り上がりを見せます!!
飛んで跳ねて手拍子もして・・・ 残る体力を全て出し切ってL'Arc-en-Cielに捧げる!!
Link後hydeMC
2日間ともhydeは心に残る言葉をこのMCで残してくれました。
1日目は
「難しいバンドだと思うんだけどここまでこれたということはこれで正しいんじゃないかと思うんです。人それぞれやり方は違うけど間違っていなかったんじゃないかなと思っています。」
とバンドの20年を振り返っての気持ちを述べてくれました。
また2日目には
「自分たちにとっても歴史に刻まれた1年だったなと。ラルクらしく、ラルクにしかできないことが出来てラッキーでしたね。これからまだ続くと思うけどL'Arc-en-Ciel応援してください。また遊ぼうぜ!!」
と20年を振り返ると共にファンへの挨拶をしました。
感動的で感慨深い言葉の後は両日共にL'Arc-en-Cielを象徴する一曲“虹”を披露。
曲が始まると同時にステージ方からは花火が打ち上がり、
メンバーそれぞれ最後の思いを曲やパフォーマンスに乗せて表現します。
2日目の演出は特にこだわっていました。
曲の最後には約5万個の七色の風船と1000発の七色の花火が打ち上がり国立競技場に大きな大きな虹がかけられWORLD TOUR THE FINALの最終公演は盛大に幕を閉じたのでした。
壮大なスケールの演出に大感動のオーディエンスからはいつまでもいつまでも拍手と歓声が響き渡り、しばしの別れを惜しむようにメンバーの名前を叫び続ける声が響き渡っていました。
hydeもその光景に感極まって涙を浮かべた震える声で
「また戻ってきたら遊んでくれよ!!」
とhyde自身もファンとの別れを惜しむ気持ちを隠しきれずにいる様子が伺えました。
kenも優しい笑みを浮かべて会場を感慨深そうな表情で見渡し、
毎回口多くを語らないyukihiroは会場のファンに感謝の気持ちを表すようにステージをゆっくりと歩きツアーの最後を噛み締めていたようでした。
そしてリーダーのtetsuyaは毎回恒例となっている客席へのバナナや飴をステージを右へ左へ移動しながらファンに振舞っていました。
最後の1つを投げ終わると
「ありがとうございました!!これからもL'Arc-en-Cielをよろしくね!!まったね~!!」
とリーダーらしく挨拶を決め、次回の再会を約束してくれました。
メンバー全員がはけた後、様々な告知映像が映し出されました。
中でも一際ファンの歓声を呼んだ発表は
7月22日にWOWOWで国立公演の模様が2時間放映されること。
更に次回のワールドツアーが特設サイトにて開催される投票によって開催都市が決まると言う発表でした。
hyde自身もMCで「次の予定はまだ未定」と言っていただけにこの発表はファンにとってこの上ない報告だったことでしょう。
スクリーンに“L'Arc-en-Ciel will return”と映し出された瞬間会場中から安堵の拍手が響き渡っていました。
結成20周年を迎えた上、
更に国を飛び出して世界を駆け巡るWORLD TOURを行うことのできるバンドはこの世の中でも限られていると思います。
たとえ20年を音楽を続けていたとしてもその音楽が世界まで届いているかどうかはわからないからです。
そんな中20周年という区切りの年に世界ツアーを決行できる程の技術と知名度を確立させることができたL'Arc-en-Cielは本当に奇跡のバンドだと私は思っています。
3月から約3ヶ月に渡りアジア圏、欧米圏を巡り総動員数45万人にもなる史上最大のツアーを歴史に刻んできたL'Arc-en-Ciel。
国内最終公演は夢の聖地国立競技場で史上初のロックバンドの公演を開催できたことは
偶然ではなくきっと何かの巡り合わせだったのかもしれません。
特別な舞台で最高の演出と晴れ舞台に駆けつけたファン、
頼もしいスタッフ達、
そしてもちろんメンバー全員の力が合わさった本当に最高のLIVEでした。
20年分、世界中の思いを発揮した国立公演は紛れもなく今までで最高のLIVEだったと思います。
でもL'Arc-en-CielのLIVEはそれだけでは終わりませんでした。
LIVE翌日、東京には怪しい雨雲が姿を現し雷と共に豪雨をもたらしたのです。
そして雨雲が過ぎ去った後、なんと国立競技場の上空に大きな虹がかかったのです!!
L'Arc-en-Cielはフランス語で虹を意味します。
USJ初日の公演でも雨も降らないのにうっすらと虹がかかると言う奇跡の現状が起きましたが
この国立上空に出現した巨大な虹もそんな彼らがもたらした奇跡なのでしょうか?
ちょうど一年前。
味の素スタジアムで開催された20th L'Anivassary LIVEでhydeは雨の降る中
「最後は虹がかかるようになっているんで」とMCで語りました。
それから一年…
近年稀に見ない大きな虹が東京の空にかかったのです。
あまりにも出来すぎた話ですが、20周年迎えて世界ツアーを成し遂げた彼らにとっては奇跡を起こすことなんて容易いことになってしまったのかもしれません。
奇跡の支配者。もしくは奇跡によって作られた奇跡のバンド・・・
雨が降って太陽の光の絶妙な加減によって作り出される虹のように
微妙なバランスと加減によって互いに支え合いながら歩んできた20年間。
時にはそのバランスも危うくなってキレイな虹を創り出すことが困難な時期もあったことでしょう。
一瞬しか現れることの出来ない虹のようにその輝きを絶やさずにいることは決して簡単なことではなかったと思います
でも、彼らはここまで歩んで来れた。
ファンも信じてついてきた。
そしていつかhydeさんが語ったように、
それは大きな大きな船のようにたくさんの人を率いる存在となったのです。
昨日東京にかかった大きな虹はそんな彼ら、
そして私たちの20年間を象徴するような存在だったと思います。
そして明日、5月30日はL'Arc-en-Cielが初めて大阪の難波ロケッツでLIVEを行なった日。
初めて私たちの前でL'Arc-en-Cielの音楽が生まれたラルクの誕生日です。
明日でL'Arc-en-Cielが生まれて21年が経ちます。
21年を迎えてすぐ彼らはWORLD TOUR 最終公演国のアメリカ合衆国ハワイでWORLD TOURを締めくくる最後の公演を行います。
開催地ハワイは別名”虹の楽園”とも言われています。
21年目のスタートを虹の楽園からスタートさせる彼らはこの地でも大きな虹をかけてくれることでしょう。
新たに始まる1年。
歩き出す彼ら、そして私たちにも
これからもずっと終わらない未来が続いていくことでしょう…!!!

こちらがLIVE翌日東京上空に架かった2本の虹です!!
こちらのお写真は撮影者様に許可を取っていただきました。
ブログで掲載させて頂きました!ありがとうございます!!

※こんなに超長文のLIVEレポを読んで下さった方(いるのかな…?w)
ありがとうございました(´;ω;`)!!
※また、今回特に思い入れの強いバンドのLIVEレポだった為若干偏った考え、意見や表現の部分で不快な思いをさせてしまった方がいらっしゃいましたらお詫び申し上げます(´;ω;`)




