子供を育てている時は、親が思ってるようにはいかないものだ。
女の子の方に、私達は気が向いていたけど 男の子の方にも悩み事があったようだ。
男子孫「おばあちゃん ぼく、ぼっちなんだ」
私「ぼっちって 一人ぼっちってこと?」
男子孫「うん、席替えしたんだけど 周りは女子ばかりで、気まずいよ」
私「あら、女の子にモテモテじゃないの?」
男子孫「興味無いよ。」
私「仲良しのB君は一緒に遊ばないの?」
男子孫「違う友達といつもいる。ぼくの所に来ないんだ。」
B君はぼくの髪の毛を、引っ張って引きずるんだ。」
私「そんな事するの?大きい声で、やめてって言うんだよ。」
男子孫「やめろって言うんだけど、やめてくれないんだ。」
私「どうしてそんな事をするんだろうね。」
娘「その事、先生に言って相談してもいい?」
娘は、学校に電話をして 相談している。
事情の説明と その子達に対して、どうのこうのと言う訳ではなく、
とにかく子供をいつも見ていて欲しいと希望したのだ。
娘も、母親として次から次と 出てくる心配事で精神的にも、疲れているようだ。
男子孫「女子孫は休んでずるい。
ぼくも休みたいよ。」
私「じゃあ 男子孫ちゃんも 学校休んで、おばあちゃんとお家にいよう。」
次の日 男子孫は学校を、休んだ。
男子孫は紙飛行機を作るのがとても得意だ。 動画を見ながら、むずかしい折り方で紙飛行機を作る。
飛ばすと遠くまで飛んだ。
外に出て、飛ばして見た。電柱や電線に引っ掛かりそうになりながら、高く遠くヘ飛んだ。
男子孫の楽しく嬉しそうな顔だ。
次の日、男子孫は学校へ行った。
学校から帰って来るなり喋りだした。
男子孫「おばあちゃん、今日ね一人で紙飛行機作ってたら みんなが寄って来て 紙飛行機作ってって言うんだ。
作りすぎて、手が痛くなっちゃったよ。」
私「本当、男子孫ちゃんの作った紙飛行機 物凄く飛ぶよね。
みんな楽しかったんじゃない?」
私達は一安心した。
昔、私が子育てしていた時 お友達のお母さんが言っていた。
自分の子供が、いじめにあっていると、親の自分まで ストレスになって、胃が痛くなるって。
それぐらい、いじめは親にとっても、きついのだ。
孫達も、これから どんな事が待っているんだろう。心配事はつきないのだ。
夫はいつも言っていた、
「子供は親以外にもクッションの役目をする人が必要なんだ。
ただそこにいるだけで、安心できるものなんだから。」と、、、。
孫達は、 私の柔らかいお腹が好きだ。。
触ったり、つまんで引っ張ったり 顔をうずめる。
私の丸いお腹も、クッションと思ってるのかもしれない。
私の丸いお腹は、こんな事にも役立っている様だ。
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