昨年の6月は、リハビリ病院で、私たち患者が

楽しめるように、近くの公園でオリエンテーリングを

開催してくれました。


リハビリの先生たちが、公園の絵地図や問題を作り、

患者の私たち3名がひとつのグループになり、

出題された問題に答えて、次の目的地に地図を頼りに移動

します。歩ける人は歩いて行きます。


私のグループは車イスを押して貰うのですが…問題は、

足踏み10回と言うのがあって (-。-;)

「左足は感覚マヒで、足踏みは出来ない(><;) 」と

、泣きそうでしたが、同じグループの人が一生懸命に

動かない足を必死で動かし、頑張っている姿に…

足踏みを頑張りました。出来ました!!
10回の足踏みが出来ました!! やったあ~出来た\(^^)/



こんな場面を思いながら…1年後の私は、今日・・・

リハビリの先生と自宅の前の道路を歩きました。

爪先の擦れる音もなくて膝も、しっかり上がり、
踵から地面に着地出来るようになっていました。


みんなが当たり前に出来て当たり前に歩いていることが

脳の病気で出来なくなりました。

毎日の練習で、筋力アップしているのは、なんのため?、

普通に歩く事。 それだけのため?


昨夜のテレビで見た、超人的に鍛えて難関を乗り越えている

人と同じ努力を重ねているのだと、改めて思いました。


私たち脳の病気で、感覚マヒしている人が、同じように

努力していても、超人的に飛躍しないし、誰も注目を

してくれないけど…きっと身近なサポーターたちが応援して

くれてるに違いない。!!


毎日の積み重ねは、地道だけれど、今日もボチボチと

です。

「そのうちに大通りに出てタクシーであちこちに出かけて

いるかも知れないね」と、先生の言葉に背中を押されて

自宅以外の外の世界に出られるように頑張って行こうと思う。

カメラを持って・・・