電気をつけっぱなしにして夜を過ごそうとすると、窓にヤモリがやってくる。蛍光灯の明かりに誘われて近づいてくる虫がいて、それを目当てにやってくるようだ。割と毎日きているので、彼ら(多いとき3匹いたので)の生態系に私が関わっていると思うと不思議な気持ちである。だが私が夜更かしを辞めるとこのやもりたちは明日食う餌をどこかで見つけられるのだろうか、そう思うと夜更かしも辞めるにやめられないのだ。
食物連鎖の途中に私が入ったことでこのヤモリは生態系を狂わせられたのだ。だから私が夜更かしを辞めて規則正しい生活を送ると、この少なくとも3匹はいるであろうヤモリはきっと飢えてしまうに違いない。
と思ったが、実のところヤモリも蛍光灯の明かりに誘われているのではないのかと思うと、案外生活を正すと彼らも窓に来なくなるのかもしれない。野生の動物の生態系を守る為にも生活リズムは直していこう。
野生の動物がこれなのでペットはどうなるのかと思った、猫については割とたくましく生きていくと思う、外で獲物捕まえている時もあるくらいだから。
だが犬はどうだろう、といっても姉のところの犬なのだが、預かってもう3か月が過ぎようとしている。どうやらまだまだ引き取るつもりがないらしい。私としてはちょっと苦手な性格の犬なのだが、なぜだか好かれているのでその態度も段々と甘やかす方向に向かっている、我ながらちょろい漢だと思っているが、この犬を外に逃がしたらどうなるだろうかと。
殆どの犬は生きていけないらしい。
大昔人間にすり寄ってきた動物というのは犬だけらしい、そういういみでは人間の存在が生態系に組み込まれているのかもしれない、まあペットショップで犬を飼ってくるのとはまた違った話なんだけど。
人間は一人じゃ生きていけないのかなあ