現在の「国道」は、昭和27年(1952年)の道路法制定にともなう、第一次の路線指定で誕生した一級国道40本と、二級国道144本の合わせて2万4000キロメートルの体制から始まりました。
現在よりはかなり少ないですが、それでも相当に巨大な道路網だったといえますし、それらの道路は、道路法が制定される以前からそこに存在していました。
都道府県道にしても、市町村道にしても同様なのです。
「国道」、「都道府県道」、「市町村道」といった道路の種類は、同時に道路の格付けでもありました。
道路法以外の道路についてはあまりみられない特徴だといいます
格付けには認定要件があるということも、大きな特徴なんだとか。
国は道路のグレードごとに認定要件と予算面での優遇措置を設けることで、個別にすべての路線を選定することなく、全国の道路網をどの方向に育てるかという間接的な操作を行っています。
これが道路法の目的なのです。
道路法が道路交通に関する国のグランドデザインとなっているのです
この遠大な手法は、道路法の制定以前から長く培われてきたものです。
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