ヨガとそんなに関係無いのですが、強迫性障害とかパニック障害とか不安症とかで悩んでいる人に、読んで欲しい話です。



突然ですが、私の人生のイメージは、登山です。
みんな、同じ山の頂上を目指して、生きているんです。
そして、その山の斜面には、一人一人違う人生という階段が与えられていて、みんなそれぞれ自分に与えられた階段を登って、山頂を目指しています。
だから、役割とか仕事とかが違っても、どこから登るかが違うだけで、みんな同じ山頂を目指して、生きているんです。
だから、階段を一段上がるごとに、足腰が鍛えられて軸もしっかりして、視点が上がって視野も広がって、人としてひとつずつ成長していきます。

そしてその階段には、日々の小さい段差の中に、多分一生のうちで何段か、めちゃくちゃ高い段差があるんです。

数年前、私は強迫性障害という、高い高い壁にぶち当たって、もうこの壁は越えられない、生きていけないと思った後、突然その壁を越えられた時に、壁だと思っていたのは実は階段の大きな段差だったんだと気がつきました。
その壁のような高い階段を登るには、一度すごくしゃがみ込んでからジャンプしないといけないんです。
落ちて落ちて死ぬほど辛い思いをすればするほど、そのしゃがみ込んだ分だけ、反動で高くジャンプできます。
その高い段差を一段上がれば、その分だけ一気に目線が上がって視野が広がって、今まで見えなかったものが一気に見えるようになります。

それでもまた、山頂への階段の途中では、霧やモヤがかかって視界が悪くなって、視野が狭くなる時もあります。
そういう時に、例えばヨガをしたり自然に触れたり尊敬できる人と会ったり、自分を整えるようなことをすると、また霧が晴れて視野が広がっていきます。

人生の辛いことや苦しいことはきっと、その人の成長の為に設置された、階段のひとつひとつの段なんだと思います。
だから、山頂に向かって前に進んで歩いているからこそ、小さい段差につまづいたり、高い壁のような階段にぶち当たって、途方に暮れたりするんだと思います。

階段を登ろうとしなければ、壁にはぶつからないけど、いつまで経っても同じ段にいて、人として成長しないままです。

だから大切なのは、困難を避けることじゃなくて、間違えても失敗しても良いから、考えて悩んで苦しみながらも、山頂を目指して一生懸命頑張ることだと思います。

大変でも、自分の階段はいつか必ず登れるんだと思います。

標高の高い所にいればいるほど立派な人だけど、山頂に近づくにつれて、斜面も急になって酸素も薄くなって天候も荒れやすくなって、更に生きるのがしんどくなっていく気がします。

でもきっと、山頂に辿り着けたらそこは、いつも雲も霧もかかっていなくて、いつも晴れて青空が広がっていて、この世界の何がどうなっているのかが良く見える、景色が遠くまで見渡せる絶景なんだと思います。



この階段の話は、ヨガの本とか何かで読んだとかではなくて、自分が強迫性障害になって気づいたことを、自分なりに例え話にしただけです。

最近、強迫性障害とかパニック障害とか不安症とかで悩んでいる人って、生徒様や周りの人の中にも、意外と多いんだなって気がつきました。
そういう今悩んでいる人に、私は、「あなたはあなたのままで大丈夫だよ」って、伝えたいです。
壁にぶつかるのはきっと、一生懸命山頂を目指して前に進んでいる証拠だと思うし、他の人には何ともない小さなことでも苦しく感じるのはきっと、酸素も薄くて苦しい標高の高い場所まで、登って来られている証拠だと思うから…
あなたはだめじゃない、きっと素晴らしい人だから、大丈夫だよって、伝えたいです。



私の強迫性障害の記録は、過去の記事にあるので、また良ければ読んでみてください!
私も強迫性障害になってから、できないことは増えちゃったけど、できることも沢山あるから、今の私のままで、今できることの中から何かをして、人や社会に貢献していれば、それで良いのかなって思います。
今までの経験も全部活かして、山頂を目指して頑張ります🤍

お読み頂き、ありがとうございました🙇‍♀️




photo by @chika.m_photo 

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国際ホリスティックセラピー協会認定
ヨガインストラクター
kasumiyoga 桑原香純
(三重県桑名市•四日市市•菰野町)
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