私はヨガが大好きになって、DVDを観ながら、お家で毎日ヨガを続けていました。
でも、信用金庫を辞める直前は、仕事が辛すぎて、何もする気力が無くなってしまって、ヨガもできなくなってしまいました。
そして、また体調が悪くなり始めてしまいました。
体の痛みに加えて、仕事中は呂律が回らず、言葉もなかなか出て来なくて、うまく話せなくなり、また夜もあまり眠れず、自分がどういう状態なのか分からず困ってしまって、心療内科に行ってみました。
そしてその心療内科で先生に、
「自律神経が乱れているせいで、呂律が回らなくなったり、不眠になったりしている。あなたは薬を飲まないと今の仕事はできない。」
と言われました。
それで、出された強い薬を飲んで副作用に苦しむより、仕事を変えた方が良いなと思って、薬は飲まず、心療内科に通うのもやめてしまいました。
それから少しして、私は転職しました。
そして、ヨガをした後は心のバランスが整ったことを思い出して、いきなり薬を飲むより、まずはまたヨガをしてみて、それで自律神経のバランスを整えることができないか、やってみようと思いました。

その時ヨガを始めて1年が経った頃で、それまではひとりでお家でDVDを見ながらヨガをしていたのですが、ちょうどその時友達がヨガ教室に誘ってくれて、おうちヨガにプラスしてそのヨガ教室にも週に1回通ってみることにしました。
そしてヨガを再開してしばらくすると、薬は飲んでいませんでしたが、滑舌も良くなってきて、普通に話せるようになって夜も眠れるようになっていきました。

当時は、首肩の痛み・呂律が回らない・不眠の他にも、
・肩こり、腰痛、坐骨神経痛
・首、背中、膝、足の指の痛み
・お風呂でうたた寝しただけでお風呂の小さなカビの菌で肺炎になって入院寸前まで悪化するほどの免疫力の低さ
・女性ホルモンが乱れすぎて、髪の毛が細くなって抜ける、不正出血、生理不順、ひどい生理痛、子宮内膜症、チョコレート嚢腫、酒さ(鼻や頬、あごなどが赤くなる病気)などを発症
・じんましん
・じんましんと内出血としもやけが一緒にできる謎の皮膚病
・爪が全部真っ白になる
・血尿血便
・突然アレルギーが増えた
・呼吸困難、下痢、吐き気、頭痛、閃輝暗点、記憶力が落ちる
・低体温症、冷え性
と、学生時代からのものも含め、こんなに不調があって、沢山の病院に通っていたのですが、これらの全ての不調も、ヨガを続けるうちに、だんだん治っていって、本当にヨガに感謝するようになりました。

でも、「ヨガをすれば一切病気にならなくなる」と誤解されがちですが、そうではなくて、「ヨガを行うことで正常な体の機能を取り戻していく」というのが正しいです。
私の場合は、運動不足やストレスで、体を守る機能が弱まってしまって、免疫力も異常に低くなってしまった状態から、ヨガを始めたことで、正常な体の機能を取り戻すことができて、免疫力も正常な状態まで回復することができた、という感じでした。
逆に、「ヨガで病気が治るなんて宗教みたい」と誤解されることもあるみたいですが、そうでは無くて、ヨガは代替療法に分類されたきちんとした予防医学です。
ヨガを行うことで生理的変化が起き、ストレスも減少することが実証されているので、ヨガは多くの病気の補完療法にも取り入れられています。

そして、私はヨガで不調が改善していくことに感動して、ヨガのポーズを毎日行ったり、ポーズのやり方や効果などを素人なりに勉強するのが、趣味になっていきました。
そして、ヨガの健康効果をもっと沢山の人に知ってほしいと思うようになり、周りの友達や知り合いに、ヨガの素晴らしさをいつも沢山話すようになりました。

その頃、信用金庫から転職して営業事務のお仕事をしていたのですが、それもなかなか自分には合わず、「ありのままの自分の個性を活かして人や社会に貢献できる仕事に就きたい」と、考えていました。
でも、ヨガは大好きな唯一の趣味で、もし仕事にしてしまってインストラクターのお仕事も自分に合わなくてヨガを嫌いになってしまったら、こんなに好きになれたものを失ってしまう、という恐怖があって、ヨガ以外のもので何かないかと考えていました。
(その3へ続く)