先週のプレゼント交換してが前半、今週のデートはクリスマスパーティー後半、という計画でまーさんと会う。

まーさんはお気に入りのケーキを予約しているので、気合いが入っている。

面倒くさがり屋のまーさんがそこまでするというのとは、かなり大好物なのだろう。




カオルも以前は大好きだった苺のミルフィーユケーキだが、先週から胃の調子が悪く、いまいち乗り気ではない。

だがさすがにずっと計画していたお楽しみ食事なので、水は差したくない。




なのでチキンとポテトと巻き寿司とパンとケーキを買い込み、神社の側の川が流れる場所に車を停め、クリスマスパーティーをする。

といっても、買ったものを食べるだけなのだが。

揚げ物のチキンとポテトは、やはり少量で満足する。




まーさんはパクパクと食べていて、元気で良いなぁ、なんて思う。

カオルは胃が重くなるのが怖いので、ちまちまとゆっくり食べる。

体力残しておかないと、エッチもできないもんね、、、




食べた後はお昼寝してエネルギー回復に努める。

起きて、今年最後のエッチをする。

無事に快楽を得、気持ち良いのと安心感。

おやつにケーキを食べるが、やはりカスタードクリームたっぷりが重く感じる。

だんだん食の好みも変わってきてるなぁ。




夕方まったり過ごしていると、夫からLINEが。

今週からはもう出向がないので、夜は家に帰ってくるのだ。

予定より早い帰宅時間になることをまーさんに伝えると、「えー、そんなの聞いてないよー」と冗談ぽく残念がる。




本気でそう思ってくれていたら嬉しいな、と思う。

「大好き、愛してるよ」

「今年もありがとうね、楽しかったよ。来年もその次もずっとずっと毎年、一緒にいようね」

強く抱き合い、お互いの感謝と愛情を伝え合う。




今年一年の思い出の写真を見返して、「そういえばこんなとこに行ったね。来年はどこに行こうか?」と、来年の計画を立てる。

こんな未来の話を当たり前のようにできるのも、嬉しいことだ。

安定した平和な関係性、これはずっとカオルが求め続けてきたものだから。




まさかまーさんとそんな関係になれるとは、出会った頃は思いもしなかったけど。

だからこそ、人生の面白さも感動もある。

マンネリを途中感じたこともあったが、今はもうそれも飛び越えた気がする。

目の前の一瞬一瞬を感じる、それができれば満足である。




2週間空いて、年明けのデートの計画を立て、それを楽しみに過ごす。

「2週間なんてすぐだよ」と、淋しげなカオルをまーさんは励ましてくる。

口では「淋しい」と言うカオルも、心の中では「多分あっという間よね」と、思っているのだった。