こんにちは
トップもしくは、かなりベテランの先輩に同行してもらって修行する毎日。
先輩たちはかなり厳しいですが、
40歳にもなった人にやり方を注意してくれる人って貴重。
注意され、教えてくれることが心からありがたくて、毎日が新鮮です
長年働いていたのにずっと知らなかったことがあって。
寝たきりの高齢者にＳＰＯ２を測定することがあったのですが、
測ったら93%だったんです。
あれ、いつもより低いな。手は温かいのに。
と思ったら同行していた先輩が
高齢者のＳＰＯ２を測定は、手を心臓より下にするか、指を少しでも下向きにするだけでも循環が良くなって上がるよ。
と教えてくれた。
教えてもらった通り、
少し指の角度を下向きにした瞬間みるみる98％に上昇する、マジックみたいな出来事。
先輩、すごいよ
かなり感動して頭にメモしました。
そして先日
初めて一緒に同行してもらった先輩
見た目が真面目。何となく気が弱そうな方。
「今行くお宅の人は、几帳面だから。気を付けて。」
と言われ、初めての患者さん宅にお邪魔する。
入った瞬間
タバコくっさーーーーーい！！！！
でも家の中はピカピカ。
聞けばヘルパーさんが掃除をしてくれるらしい。
先輩が挨拶した瞬間
「何で〇〇さんじゃないのよ。私〇〇さんがいいんだけど。」
だって。
謝りまくる先輩。
それなのにしつこく〇〇さんがいいのに、といい続ける患者。
その方ほぼ寝たきりなので看護処置が様々あるのですが、
やる事の一つに、
手と爪のヤニ取りってのがある。
タバコを持つ手にヤニがついてしまうらしく、
洗面器にたっぷりのお湯を入れたものに手を漬けて、
しっかり洗って、
最後に爪やすりでヤニを取るという作業。
先輩は文句言われながらも最後まで丁寧に接していた。
ヤニが気になるならタバコ吸わなきゃいいのによっ！！
しかもベッドから起き上がれないでタバコ吸って、もしタバコを落としたらどうするんだろう。
自分だけならまだしも、
隣の家まで火事になるよ…
わがまま患者に謝る先輩を見て
なんだかなぁ…って切ない気持ちになりました。
私だったら
あー、そうですか。
今日は私が担当ですが、そんなに嫌なら本日はやめますか？
って言っちゃいそう。
何ていうのが正解なんだろうかな。
病棟にいたときにも採血はあの人がいい。とか希望する人はいたはいましたが、
例えば病院だったら。
あの人じゃなきゃいやだ。と拒否され、お気に入りの看護師がその時にいなくても、
次の看護師に引き継いでおけば
誰かしらが患者さんの観察してくれる。
しかし訪問看護はその時にやらないと、
次患者さんに会えるのは3日後とか1週間後になる。
観察しに訪問するわけにはいかない。
いろいろ責任重大だ。
この世界に入ってみて
意外と動けない一人暮らしの人でも
ヘルパーさんや訪問看護、訪問リハビリなど色々なサービスを使って生活している人が多いことに驚いたのと
介護や福祉サービスってこんなにも充実しているんだな。ってことが初めてわかりました。
