大雪だー!

 

こんな時に決まって起きるのは立ち往生(スタックとも言う)による渋滞

 

誰だって好きでスタックする訳でもないので事前に防ぐ方法、脱出方法をご紹介(自己責任)

 

 

まず、なぜスタックが発生するかという根本の説明から

 

通常、車は4輪それぞれに荷重(地面に押し付ける重さ)があり

 

例:1300kg(前輪7割:後輪3割)等、重量配分がありますね

 

最近の車は量産性・整備性・室内空間確保等で前輪駆動(FF)が主流です

 

これが発進時や坂を登る時に重要になります

 

急発進や坂を登る時の図

このように車はピッチアップ(車体前側が上がる)を起こし、フロントの荷重が減ります

 

消えたフロントの荷重は動力の無い後輪が支え、路面に対して進む力が伝わりにくくなります

 

更に雪道では積雪で進む力が伝わりにくくなり、結果としてスタックする事になります

 

 

 

(何とかできる自信がある場合)

 

1・スタックした!どうしよう!(スタッドレス前提)

 

まずは落ち着いてハザードを出しましょう

 

後退できるのなら下がって水平で安全な位置までゆっくり下がってチェーンを装着

 

 

 

2・チェーン持ってない、どうしよう!

 

最近の車は様々な電子制御があり、路面状況等により電子制御が介入しスタックする場合もあります

 

VSCやTCS等の電子制御をOFFにする事で動ける場合もあります

 

この際の注意点は、電子制御が切れた状態なので普段とは違う動きをする事があります

 

強引にタイヤを空転させながらでも前に進めますが、空転すると車両のコントロールが難しくなります

 

ゆっくりと止まらずに、アクセルを踏んだり離したり速度をコントロールしながら止まらないように進みましょう

参考写真

 

 

 

3・それでも進めない!どうしよう!

 

最後は人力

 

とても原始的な方法ですが「押す」という方法があります

 

この「押す」にもコツがあって、タイミングが悪いと体力の無駄遣いになります

 

また、押している車両が突然後退して轢かれるリスクもあるのを忘れないで下さい

 

平地のスタックならば、車の前進・ニュートラルorバックでタイヤを前後させ固めます

 

ある程度雪が固まったら後退して前進する時に「押し」ます

 

車に少しでもいいから、勢いを乗せた瞬間に押す!

 

車が動き出したら成功です、そのまま安全な場所まで移動しましょう

 

簡単にまとめると、振り子のように車に勢いを付けて最大の所で押すと大体は動き出します

 

ただし、前述した通り車に轢かれる可能性がある事も忘れずに細心の注意を払う事を絶対に忘れないように

 

 

登りでも同じようにアクセルを踏んだり蹴ったりして後ろから押す事で動ける可能性もあります

 

とにかく車が動き出すきっかけを作るタイミングが大事ですね

 

 

 

4・それでも動かない・どうしよう!

 

大雪では努力してもダメな時はダメという事もあります

 

また、そういう状況で車を制御できるかと言われれば誰もができる訳でもありません

 

少しでも不安を感じたら迷わずJAF等のロードサービスに連絡しましょう

 

何よりも安全第一です!1~3なんかすっ飛ばしても構いません

 

待機している間は三角表示板や発煙筒で後続車に注意を促しましょう

 

 

 

最後に

 

何よりも安全が第一です、ここにはいくつか例を挙げましたが不安を感じたらロードサービスへ!

 

お金で命は救えるが、失った命はお金で買えない

 

大自然に対して人間など小さな存在です、いくら備えていても色々な事態が発生してしまいます。

 

そんな事態に遭遇しても安全が一番大事です

 

何かの参考になればと此処に残しておきます。