その手の人なら知らないはずのない「カシオペア事件」

 

ペガサスの発展形として作られたCartridge System of Pegasus System、通称カシオペア

 

ではなぜ、カシオペアは実銃認定されてしまったのか構造を考えてみる

 

それにはまずアサヒ M40A1の事例が関係する

 

アサヒ M40A1は蓄圧式前方打撃カートリッジを採用

 

これはカートリッジ前方から叩くとバルブが解放されてBB弾を発射する仕組みだった

 

ところが、アダプターを介すると前方から叩く力がアダプター後方の撃針に相当する部分に押し付けられる形で22LR実包が発射される

 

例えるならばオープンボルト式発射機構を逆にした銃身が後退する形の撃発機構となる

 

そしてカシオペアもそれに類する構造になっていた

まずハンマーがイジェクターロッド内のピンを叩く

 

するとカムを介してリング状のオープナーを後退させてカートリッジのバルブを解放して発射するという仕組み

GUN誌2008年9月号より

 

つまり、構造的には非常にコンパクトにまとめたM40A1とほぼ同等であるという事

 

こうして見てみるとなるほど納得

 

ネットでは特殊な弾丸を作ったとか噂があったが、確かにアダプターがあれば実弾を発射できそうな構造である

 

やはり蓄圧式カートリッジの製品化は困難であると思い知らされたのであった・・・( ㆆᴗㆆ)ノシ