秋も 深まってまいりました.
いかがお過ごしでしょうか?
エジプトは、ムスリムの人々はイードアドハーと言ってイスラム暦の新年を迎えます。
この時期ハッジと言ってサウジアラビアのメッカには世界中から集まる何億という巡礼者達
の様子が多くのTVで映し出されています。
ラマダンと同じように神聖なこのハッジ時には、
歌や踊りなどのエンターテイメントも一切なしです。
こちらに長くいると、一年の区切りを太陽暦の年末で区切るより
こうしたハッジ時で年末を区切る雰囲気を
いつの間にかより感じていているようになっていて不思議です。
今年の夏7月末~9月初めまで日本各地でワークショップやらレッスン、
公演で目まぐるしくスケジュールをこなして来て、
エジプトに戻って来てからも忙しくしていましたが、
こうしてイスラム暦お正月を迎えやっと静かに一息ついた感じです。
今回の日本滞在では大きな公演が3つ
埼玉 川口リリアホール、東京銀座十字屋ホール、
国の重要文化財でもある由緒ある岩手県公会堂。
3つの公演とも素晴らしく、
それも全て 多くの方々のおかげで無事に成し遂げられたものでした。
日本各地でのワークショップでもそうでしたが、つくづく思いましたのは
人に伝える、元気を与えたい、
そしてその空間や時間を共有させて頂ける喜びが、また一番の自分の元気の源になると。
人と人のつながりの大切さを改めて学びました。
お世話になりました多くの方々に心から感謝をいたします。
ありがとうございました。
写真は岩手県公会堂での復興支援公演二部スタート。
photo by Hiroyuki watanabe
こちら今朝はイードアドハーで神に感謝の意を表して、牛や羊を屠り捧げ
その命に感謝をしながら 多くの人々の命の糧となっていきます。
私はこの早朝から行われる屠る儀式のような流血だけは、絶対 今だもって慣れません。
が、良いとか悪いとか超えたこの神聖な環境に長年身を置きながら
やはり世界中どこにいても「感謝」その言葉に尽きます。