整体茶飲み話‐Ⅲ:太もものま横が痛くなったら叩かないで!‐ⅱ | 火水流整体術院のブログ

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東京の杉並区を拠点にひどい腰痛、肩こり、首の痛み、坐骨神経痛、骨盤痛、椎間板ヘルニア、間歇跛行(かんけつはこう)、脊柱管狭窄症など、過去の施療・施術・治療などで痛みが改善されなかった方々を中心に最後の駆け込み寺と呼ばれる院長のブログです。

前回は1回お休みをいただき、靱帯(じんたい)と腱(けん)について紹介させていただきました。

 

今回は、≪太もものま横が痛くなったりだるくなったりしても、叩かないで!≫の後半になります。

 

お客さまの左太ももや付け根の関節を動かしたり押したりして簡単なチェックを行うと、その横を走っている靱帯(じんたい)につながっている、お尻にある2つの筋肉に問題があることを発見。

 

2つの筋肉へとそれぞれ1種類づつのスタティックストレッチング(静的ストレッチング:いわゆるふつうの時間をかけて伸ばすストレッチ)を実施。

 

最初に行った、お尻の広い範囲をカバーしている筋肉のうち、太ももの横の靱帯(じんたい)につながっている部分をねらって伸ばすストレッチング後のご感想は、「だいぶ、楽になりました。ありがとう」。

 

でも、当院はだいぶ良くなったていどでは、施療はやめられません。

 

≪モグラ叩き≫施療を標榜している当院としては、このコメントは、まだまだねらうべき部位があることを意味します。

 

つづけて、太ももの横の靱帯につながっているお尻の横の狭い部分を特殊な押圧方法で軽くゆるめてから、その狭い部分をねらった40秒間のストレッチング。

 

でも、「力を抜こう、力を抜いて協力しよう」と努力なさっていらっしゃるのは手に感じられるのですが、いかんせん抵抗が完全には抜けないのです。

 

脊髄反射療法のうち一番程度が軽いばあいに使用する手法を用い、いやおうなしに瞬間的に力が入りにくい状態に。

 

力が抜けた状態で、さきほどよりも伸び率が高い、やはり狭い範囲をねらったストレッチングを40秒間実施。

 

これで、完全に問題の筋肉が伸びたはず。

 

つまり、太もものま横の強い張りは完全改善したはず。

 

ご本人は、その部位を触る前から「なんとも表現がむずかしい、だるいようなツライような、とにかく叩きたいという感じは完全に消えました。さっきは完全には良くなってはいなかったのだということも理解できましたよ」とのコメント。

 

この2つの筋肉を伸ばすセルフストレッチングも3種類ご指導申し上げ、やり方のコツを体でおぼえてくださったところで、肩こり施療(!)の終了となりました。

 

 

いつも通りに2時間ていどかと思っていたら、2時間半も経過していてびっくり。

 

もちろん施療代金はいつもと同額いただいたのですが、当院の施療では施療のメインの問題や障害以外にもこのように別の問題にたいしても対処させていただくことが多いため、余裕をもって2時間以上の施療時間を予定していただくように初回のメールでお願い申し上げているのです。

 

次回は、別のテーマでお会いできたらと思います。

 

 

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