韓国の尹錫悦政権に対する中間評価といわれていた総選挙が行われ、保守系与党「国民の力」が108議席と前回に続き惨敗しました。

革新系最大野党の「共に民主党」グループが175議席を獲得し大勝し、これでねじれ現象が尹政権の27年まで続くことになります。

尹大統領は「国民の意思を謙虚に受け止めて国政を刷新し、経済と国民生活の安定のために最善を尽くす」と表明しています。

敗北の要因は色々ありますが、その一つとして、美人と誉れ高い妻の金建希氏の贈収賄疑惑で、支持者を装った人物から高級ブランド品を受け取る姿が隠し撮りされ、贈収賄事件で批判されたことです。

 

(尹錫悦大統領夫妻の似顔絵)

 

そのことについて尹大統領は世間に謝罪せず、傲慢と意思疎通不足が敗北の要因といわれ、厳しいしっぺ返しを受けています。

説明不足からくる権威主義で独断的、命令するだけで妥協しない政治姿勢が支持されないのは当然で、「身内に寛大で、他人に厳しい人間は、支持できない」はどこの国でも同じです。

日本のマスコミは、刷新の中に改善が続く日韓関係が変わるのではないかと危惧していますが、尹大統領の決めたことを変えない頑なさが、日韓関係にはプラスに作用してそんなことはなさそうです。

 

           似顔絵エンピツしんちゃん