4年前に徳島市長に当選し全国最年少の女性市長として注目された内藤佐和子市長が、4月の市長選に突然出馬しない旨を表明しました。

阿波踊りのやり方や職員の給与削減など思い切った政策を打ち出し、賛否両論を巻き起こしながら、一部のリコール運動にも耐えてきた女子偉丈夫という感がするやり手という印象の方だっただけに、これからも目新しいいろいろな政策を打ち出すのではと期待されていただけに残念です。

 

(内藤佐和子の似顔絵)

 

女性で民間人として一躍市長に当選して注目を集め、立候補する旨を公表していただけに何故?という疑問を感じた方は多いのではないかという気がします。

最初は選挙に耐える体力がないという事が理由でしたが、追加して現在の市政のあり方が批判され行政の根本的問題を議論する雰囲気から遠い現実の流れの中で、見切りをつけたとの理屈をつけています。

言うは易く行うは難しで、思い通りに公約が実現できず、政策を思い通りにできないことに嫌気がさした事が一番という気がします。

政治に意欲がなくなったという事でなさそうなので、うがった見方をすると、一旦矛を収め将来国政に打って出る下準備という気がしないではありませんが、本人の気持ち次第でしょう。

そうだと女性の政治参画のモデルケースとして期待されていただけに、女性の政治意識を高めるには最適な人材という事で数ある野党からの争奪戦が起こりそうです。

 

            似顔絵エンピツしんちゃん