「朱成虎」将軍 :中国人民解放軍国防大学防務学院長、国防大学党務党務委員、総参謀部戦略戦争研究室軍級研究委員

人口危機をもたらす核戦争の危機は刻々と我々に迫っている。国家間の人口危機だけではなく、一国の人口過剰の問題が引き起こす核戦争の可能性すらある。人口問題を解決するには核が最も有効にして手っ取り早い方法なのである。人口過剰から資源争奪の矛盾と均衡を解決するには、それが必要不可欠な環境過程である
しかも大量の人口は大量の資源を消費する。その資源のほとんどは再生不可能である。さらに重要なのは、我々中国人はこの競争の中で機先を制さなければならない事である。なるべく他国の人口を減らし、自国の人口を多く生き残らせるべきである。そうなれば生き残った人口が、未来の人類の新しい進化の過程の中で有利な条件を得る事が出来る。
人間とは本来自己的なものだ。だから奉仕や愛は全ておとぎ話で、3歳児を騙す話に過ぎない。我々が核戦争を鼓舞するのは、国家民族の生存発展に有利だからである。だから核戦争の準備をしなければならない。もし中国が突然核攻撃を受けたならばそれですべてが終わりではないか。わたしもあなた方も。
もしわれわれが主導的に出撃すれば、計画的に全面核戦争に出れば情勢は極めて有利である。なぜならば他国と比べて我々の人口の絶対多数は農村にある。しかも我が国の国土、地形は非常に複雑で隠匿しやすい。だから政府が核戦争を用意周到に計画しさえすれば、人口を広大な農村に移して、絶大な優勢を保つことができる。しかも我々が先制攻撃をするならば、他国の人口を大きく減らし、我々が再建する場合には人口的な優勢を保つことができるのである。
多くの同志は(最も憎らしい日米への核攻撃を)と考えているが、それは間違えであって、全地球スケールの発想を持たねばならない。我々にとって最も敵対する隣国は人口大国のインドと日本である。もしわれわれが彼らの人口を大量に消滅出来ない場合、核戦争後は中国の人口が大量に減少し、日本とインドが我が国に大量移民を送り込んで来ることになる。
以上の事は数年後必ず起きる。何故ならば人口問題はいかなる人間にも根本的な解決は不可能だからである。歴史は必ず我々の所説の正しさを証明してくれるであろう。核戦争の中で我々は100余年の重荷を降ろし、世界の全てが得られる。中華民族は必ず核戦争の中で本当の復興を得られるのである。