CoinGeckoの分析によれば、世界のビットコインETFが保有する合計BTCは、最大供給量の3.8％に相当します。
CoinGeckoの分析によれば、世界中の既存の暗号資産（仮想通貨）ビットコイン上場投資信託（ETF）は、合計で約793,034 BTC（約5兆円）を保有しており、これはビットコインの最大供給量2,100万BTCのうちの3.8％に相当することが明らかになりました（22日現在）。
現時点で、ETFプロバイダーが管理しているビットコインはわずかな部分ですが、米国によるビットコイン現物ETFの上場承認が得られれば、投資家の需要が増加すると予測されています。
この統計には、Grayscale Bitcoin Trust（GBTC）も含まれています。
GBTCは現在クローズドエンド型ユニットトラストからETFへの転換をSECに申請中であり、622,657 BTCを保有しています。
これはビットコインの最大供給量の3.0％に相当します。
GBTCを除いた場合、既存のETFのBTC保有量は、ビットコイン最大供給量のわずか0.8％に過ぎません。
世界中には他にも22のビットコイン専用ETFが存在し、合計で144,222 BTCを保有しています。
GBTCはこれらのETFが保有するビットコインの3倍以上の規模を持っています。
個々のETFの保有量は、Valour Bitcoin Carbon Neutral（1VBT）の2BTCから、Purpose Bitcoin ETF（BTCC）の35,523BTCまで幅広く分かれています。
また、単一企業が保有するBTCの量も注目に値します。
Michael Saylor率いるMicroStrategyとEOS開発会社のBlock.oneは、それぞれ約174,530 BTCと164,000 BTCを保有しています。
さらに、暗号資産のバスケット型ETFが14あり、その中でビットコインの保有量は合計26,156 BTCです。
Bitwise 10 Crypto Index Fund（BITW）は、11,066 BTCを保有しており、クリプトバスケットETFの中で最も多くのビットコインを保有しています。
BitMEXによれば、2023年12月22日現在、約150の暗号通貨関連の上場取引型金融商品（ETP）が存在し、資産額は503億ドル（約7兆円）に達しています。
GBTC（Grayscale Bitcoin Trust）は、ビットコイン専門の投資ファンドで、2013年から市場に存在しています。
現在の運用資産残高（AUM）は2023年12月22日時点で270億ドル（3.8兆円）で、管理手数料は2％です。
GBTCは現在はクローズドエンド型投資信託ですが、市場の変動によってプレミアムやディスカウントで取引されることがあり、グレースケールはこれをオープンエンド型ETFに転換するためにSECと交渉中です。
ビットコイン関連の投資商品は多岐にわたり、それぞれ異なる特徴とリスクを持っています。
現物ETFの登場は、これまでのビットコイン投資商品に競争をもたらし、投資市場を広げ、多様な投資家を引き寄せることが期待されています。
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