米国のリップル社は、アフリカ、湾岸諸国、英国、およびオーストラリア間の送金ネットワークを拡大しました。
リップル社と決済フィンテック企業Onafriq（旧称：MFSアフリカ）は、新しい市場でのパートナーシップを発表しました。
この提携は、アフリカ、中東の湾岸地域、英国、およびオーストラリアにおいて、デジタル資産を活用した国際決済の促進を目指しています。
Onafriq社は、暗号通貨対応の決済技術である「Ripple Payments」プロダクトを利用し、アフリカと中東の湾岸地域、英国、そしてオーストラリアの間に新しい送金コリドー（送金ルート）を3つ開設します。
これにより、英国のPayAngel、湾岸諸国のPyypl、オーストラリアのZazi Transferの顧客は、Onafriq社のアフリカ大陸に広がるネットワークを通じて、27カ国にいる受取人に向けて、送金やビジネス決済を効率的に行うことができるようになります。
アフリカ大陸では、ケータイの高い普及率によりモバイルマネーサービスが成長し、金融包摂に大きな役割を果たしています。Onafriq（旧称：MFSアフリカ）はアフリカ最大のデジタル決済ハブとして位置づけられ、40カ国以上で5億を超えるモバイルウォレットを結びつけ、1300以上の送金コリドーで事業を展開し、国境を越えたシームレスな支払いを支えています。
Onafriqはリップルのブロックチェーン技術を利用して、国境を越えた送金に関連する従来の問題、すなわち時間のかかる送金、信頼性の不足、高額手数料を克服し、アフリカ大陸における金融の普及と包摂を促進します。
Onafriqの創業者兼CEOであるダレ・オクジョウ氏は、PayAngel、Pyypl、Zazi Transferなどのフィンテック企業との新しい連携を発表し、次のように述べました。
これらの新しい連携により、アフリカと世界の他地域間で、速く、安全で、低コストな大量送金が可能になります。
これは私たちの仮想通貨戦略の一環として、ブロックチェーン技術を拡大し、アフリカ大陸の人々やビジネスに対する影響を一層強化する重要なステップです。
リップル社とOnafriq（旧MFS Africa）は、昨年、仮想通貨を利用した国際的なリアルタイム送金をスマートフォンから実現するための提携を発表し、今回の提携はその戦略の一環としています。MFS Africa社のCEOであるダレ・オクジョウ氏は、リップル社が主催する年次カンファレンス「Swell」の2日目に登壇し、デジタル通貨がアフリカの金融包摂と経済発展にどのように貢献するかについて議論する予定です。
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