ビットコインが反発し、現物取引の量は2017年以来の最低水準に減少しています。
7日の米国株式市場では、ダウ平均株価は前日比57.5ドル（0.17%）高で終了し、ナスダック指数は123.6ポイント（0.89%）下落しました。
直近の米国の経済指標に対する懸念や、中国政府機関がiPhoneなどの海外デバイスの使用を職員に禁じた報道が、これまで相場をけん引してきたApple株の前日比-2.92%の下落を引き起こしました。
また、人工知能（AI）ソフトウェアC3.aiの決算発表により、同社株は前日比-12.2%の大幅な下落を記録し、過去最高値を更新していたAI・半導体関連銘柄も売りが広がりました。
仮想通貨市場では、ビットコイン価格が前日比1.5%上昇し、1BTC＝26,233ドルで反発しました。
ビットコイン価格は25,300ドルのサポートライン（下値支持線）を4回試した後に反発し、ダウンサイドリスクが後退した状態です。しかし、米連邦公開市場委員会（FOMC）を控え、市場の疑念が続いている状況です。
ビットコインの上昇は200週EMAを上回ることができるかどうかにかかっており、市場のセンチメントの改善には時間がかかる可能性があります。
一部のアナリストによれば、ビットコインETFの早期承認期待が市場で過小評価されている可能性があります。ただし、FTXの破綻に伴う信頼性の低下や、米国政府のBTC売却、米SEC（証券取引委員会）の規制リスクなど、暗号資産市場への不確実性が続いているため、市場参加者の関心は低下傾向にあります。
さらに、大手暗号資産取引所FTXの破綻に伴い、資産売却計画が示唆され、Mt.GOXの債権者への弁済なども市場への懸念材料として影響しています。ビットコインETFの承認やビットコイン半減期に対する関心は高いものの、市場は依然として不安定な状態が続いています。
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