ビットコイン暴落、FOMC控え、反発の条件を考察【仮想通貨相場】
ポイント
・年初来安値更新、22,000ドル台へ
・金曜日の米CPIで市場は一転、NYダウは一時1000ドル安
・テラに続き、17%で資金調達していたセルシウスで取り付け騒ぎ
・BTC市場は1日15%下落した翌々日からBTC市場は反発する傾向、FOMCで50bp利上げなら反発もあるか
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場は続落。
金曜日に30,000ドル(約400万円)近辺での三角持ち合いを下にブレークすると、日曜日に5月26日の安値28,000ドル(約375万円)を割り込み、月曜日には5月12日に付けた年初来安値25,000ドル(約335万円)を割り、22,000ドル(約300万円)台まで下落した。
金曜日の米CPIが予想に反しインフレの加速を示す内容だったことを受け、インフレピークアウト、ソフトランディングシナリオが崩れ、リスクオフが再燃する中、BTCは3万ドル近辺のもみ合い圏から下にブレークした。
週末は大型カンファレンスへの期待もあり下げ渋っていたが、目立ったヘッドラインが出ない中、日曜日に5月26日の安値28,000ドルを割り込み、いよいよ年初来安値25,000ドルが意識される展開となった。
月曜日のCMEオープンに向け一旦上昇したが、サポートだった28,000ドルがレジスタンスとなり跳ね返されると、日曜日の安値27,000ドルを割り込み下げ足が速まった。
更に、17%もの利回りを提供、一部に不安がささやかれていたレンディング・プラットフォーム・セルシウスが入出金を停止、同社のトークンCELが暴落すると、BTCも一時25,000ドルにワンタッチした。
一旦は値を戻すも、アジア株・欧州株とリスクオフ相場は続き、また米債市場で再び将来の不況を示唆する2年債と10年債利回りの逆転現象が発生、BTCも25,000ドルを割り込み安値余地を探る展開となった。
更に米株が大きく下げてオープン、保有BTCの含み損が懸念されるMicrostrategy株が前日比25%安で始まると、BTCは22,000ドル台まで値を下げた。
米株の下げ止まりもあり、BTCも一旦はこの水準で下げ渋っているが、予断を許さない展開が続いている。
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