業績が低迷している子供服のナルミヤインターナショナル
がＳＢＩキャピタルに公開買い付けされることとなりました。
その後は、元ファーストリテイリングの社長が経営するリヴァンプという企業再生会社によって経営されると言う事になりました。
対象者（ナルミヤ）は、ベビーからジュニアまでの幅広い子供世代の生活・文化を豊かにする企業を目指し、対象者の大株主であり、代表取締役社長でもある成宮雄三氏のリーダーシップの下、ベビー・ジュニア服小売業界において確固たる地位を築くべく、業容を拡大してまいりました。
しかし、近年の少子化や対象者のブランドに対するブームの沈静化等の影響により、営業利益は平成16年１月に41億円を挙げたのをピークに減少を続けております。
公開買付者（ＳＢＩキャピタル）は、公開買付者がもつ経営ノウハウを企業に提供することで当該企業価値の成長が見込める投資先候補企業の開拓を常時行っております。対象者を投資先候補企業として検討した結果、対
象者の「世界中の子供たちに夢を与える」という企業理念に共感し、対象者を投資先企業の１つとして決定するに至りました。
その後、成宮雄三氏と面談を重ね、対象者の企業価値向上策について検討・協議をした結果、公開買付者が対象者と資本関係を築いたうえで長期的に対象者の経営改善に取組むことができれば、対象者の企業価値向上は可能であるという認識に至り、公開買付者が対象者株式に対する公開買付け（以下「本公開買付け」といいます。）を実施し、対象者の企業価値向上に取組むことで成宮雄三氏と合意に至りました。
本公開買付けの実施により公開買付者が対象者株式を取得し、対象者の経営改善策を実施することで対象者は成長力を回復し、将来的に対象者の企業価値を向上できるものと考えております。
但し、現時点において公開買付者は、対象者との間で正式かつ具体的な企業価値向上策の検討若しくは合意に至ってはおらず、本公開買付け終了後、役職員との協議等を経てステークホルダーの皆様にもご理解いただける企業価値向上策を策定していく意向です。
注目の買い付け価格は1株70,000円です。
これを高いとみるか安いとみるかは人それぞれだと思いますが、私は安いと思います。
買い付け後も上場は維持するとのことなので、今保有している株は売らなくても済みそうですが、今後経営を立て直すために株主にとって試練があるかもしれません。
例えば、減配や優待改悪などです。
そうなると保有している意味がなくなりますので、私は売却することになるでしょう。
優待銘柄のアプレシオもテイツーと業務提携を発表 したばかりなのに・・・業績が低迷している優待銘柄受難の時代の幕開けでしょうか・・・