巨額の資金を短時間で調達して注目を浴びる「ICO(新規仮想通貨公開)」。
日本発のICO「COMSA」が100億円を調達したのも記憶に新しい。
現在、様々なメディアで取り上げられるようになったが、
この実態はどうなっているのだろうか?
■ICOとは
ICOとは、資金調達したい企業が独自の仮想通貨を発行して販売。
それによって資金を調達することをいう。
I= (イニシャル)=最初の
C= (コイン)=コイン
O= (オファリング)=募集
文字通り、企業側が新しいコインを発行する。
それと引き換えに、投資家はビットコインやイーサリアムなどでそのコインを買うということになる。
<ICOのメリット・デメリット>
発行する側のメリット
・集めた資金に関して配当を払う必要がない
・証券会社などの仲介を必要としない
・インターネットで世界中から資金調達できる
投資する側のメリット
・企業が成長すれば大きなリターンを見込める
・発行された仮想通貨を通貨として使える
・ICOで投資した通貨の価格が何十倍にも上昇する事がある
・インターネット上で転売することができる
投資する側のデメリット
・過程において企業をチェックする機能がない
・法的に守られていない
・情報が少ないため見極めが難しい
・投資した通貨の価格下落リスク
ICOのメリットはIPO(新規公開株式)と異なり、証券会社が介在しないためスピードが速いことだ。
販売は関係者向けのプレセールと、インターネットで一般に行われるクラウドセールがあるが、ネット上でおこなうため、世界中から集められる。
それが短時間での巨額の資金調達を可能にしている。
しかし、コンプライアンスが弱く、調達しようとする企業の信頼性に欠けるというデメリットもある。
投資をする側からしたらリスクだ。
ただ、今後はその課題を乗り越えようとする試みも始まっている。
ICOブームはまだまだ始まったばかり。
これからどう変化しているのかが楽しみでもある。
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