#ニュースを見て不安に思うこと/ガザ戦闘から一年 | 風合瀬のブログ

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ニュースはまるで本質を説明しない!


ガザのハマスが一年前にイスラエルに

攻撃をはじめた。

その際の人質が今も戻らない。

それによるイスラエルからの反撃が

今も続く。


こればかり。



ユダヤ人がパレスチナ人を

一方的に難民にした歴史や

イスラム教徒の中の

スンニ派とシーア派とは

何か?の説明もない。


報道ステーションの前身である

ニュースステーションは

「中学生にもわかるニュース番組」

としてスタートした。


なので、当時はちゃんと説明がなされた。

ニュースステーションの対抗馬として

筑紫哲也のニュース23も

しっかりとした説明があった。

それにより、当時の政府は


「国民なんてバカでいい。余計な事を

国民に教えやがって」


などと、これらのニュース番組に

恐怖心を抱くほどだった。


今のニュースはNHKはじめ

どこもダメ!

あったことをそのまま話すだけ。



なので、ちょいと説明します。



ユダヤ人は紀元前1世紀に

ローマに敗れ西暦1世紀に

イスラエル(国)を追われ流浪の民となる。


7世紀、イスラム教が誕生し

ローマに勝利。イスラエルの地を

自分たちの土地パレスチナとする。


イスラム教では

ユダヤ人やキリスト教徒は

同じ一神教であることから

友好的であり

第一次世界大戦前くらいまでは

パレスチナの地で隣人同士

仲良く暮らしていた。


ユダヤ人は流浪の民であったため

ユダヤネットワークという

ユダヤ人同士の繋がりを構築し

世界に散らばってはいても

ユダヤの血脈で連携し

そこで"お金"を稼ぐ仕組みを作った。

今の銀行の仕組みなど。


ただ、これが世界の各地で

反ユダヤを産む結果となる。

金持ちのユダヤ人に

国の中枢を乗っ取られてしまう。


反ユダヤに対しユダヤ人も

自分たちの国が持ちたいという

運動(シオニズム)が起こる。

2000年前暮らしていた

エルサレム(イスラエル)に帰還しよう。


そんなさ中、ナチスによる

ユダヤ人迫害が起こる。


そこで、一気にユダヤ人たちの

エルサレム(当時パレスチナ)帰還が

はじまる。


これに対し欧米は、

厄介払いも出来るし

ナチスドイツの非人道的行為への

戒めもあり賛同するのだが


もう一方のパレスチナのイスラム教徒や

中東のイスラム教徒との

"石油"をめぐる約束があった。


イギリスがまず中東の石油利権を欲し

中東のイスラム教徒同士の内紛に

入り込み、石油利権を手にし

その際にイスラム教と

パレスチナの地を

パレスチナ人のものと約束をしていた。


それが、イギリスをはじめとして

欧米はパレスチナの土地への

ユダヤ人帰還を認め

そこにイスラエル国の樹立

後押ししてしまった。


1000年以上もパレスチナにいた

パレスチナ人はある日突然

武力によりパレスチナの地を奪われ

難民となる。


当然、パレスチナ人はユダヤ人に対し

「国を返せ!」

と戦争になる。そこにアメリカが

入り込んでくる。


アメリカは中東の石油利権を

オイルマネーという金融商品として

牛耳ることが目的で

イラクに「大量破壊兵器をイラクは

使用するかも知れない!」

というフェイクニュースを流し

戦争を仕掛ける。


これにより、パレスチナの

反ユダヤ組織とイラクなどの

反アメリカ組織が共闘することとなる。



ただし、イスラム教の中も

簡単ではない。


イスラム教には

その8割を占めるスンニ派

1割ではあるが力を持つシーア派

争いが元々あった。


スンニ派は創始者ムハンマドの

言葉や行動を重んじ基本的に

穏和な考え方を持つ人々が多い。


一方のシーア派は

ムハンマドのいとこアリの血統を重んじ

いわゆる過激派と呼ばれる人々がいる。


イスラム教スンニ派は

攻撃的なシーア派を快くは思っておらず

ガザシーア派により

支配されていることから

あまりガザのイスラム教徒への支援も

積極的ではなかった。


しかし、元々同じイスラム教徒であるし

あまりにも酷いガザの現状、

そして、そもそもパレスチナの地を

武力で奪ったのはユダヤ人であり

それに対し欧米はその原因を

一切無視して、

反撃をしたイスラム教

悪とすることで自分たちを正当化する

やり口に対し、憤りを持ちはじめたのだ。


これは欧米の国民の中、

欧米のユダヤ人の中にも

「イスラエルのやり方はよくないし

欧米の政治家や資本家ユダヤマネー

ひれ伏して、イスラエル側に立つこと

は間違いだ!」

と言い始めた。



これが、大きな流れである。



まとめると…



ユダヤ人によるシオニズム運動

エルサレムへの帰還と

イスラエルの建国のため

パレスチナ人を武力で排除し


難民化したパレスチナ人の中で

反ユダヤ組織・パレスチナ奪還を

求め戦争を起こし

それに対しアメリカがイラクを

オイルマネーのため攻撃した結果

9/11テロが起き

欧米には反イスラム教の理由が出来

イスラエル擁護のための

パレスチナとイスラエルの争いにも

反イスラム教で賛同出来た。


イスラム教には穏和なスンニ派と

攻撃的なシーア派があり

欧米のやり口を許すことは出来ないが

テロなどを起こすシーア派にも

賛同するまでには至らない…


世の中のことは簡単じゃない。

非常に複雑で

それぞれにそれぞれの理由や思惑があり

正義も悪も立場により変わる。


これらのことをちゃんと知らないで

切り取りだけのニュースを

また切り取って


「正義だ!悪だ!」


と簡単には言えない。



ニュースとはこういうもののはずだ!

ニュースを見て不安に思うこと

 

 

 

 

 

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