2022年1月、前年9月に有名人によるマスク不携帯を咎められた事件があってから、飲食店をはじめお店に入るのに緊張する場面が増え、その日グループホームの子を連れて雑誌を買いに本屋に入ったのだが、そこでトラブルとなった。
彼が息苦しいからと、マスクを口だけで鼻を出して着用していたのだが、それを店員に注意された。それに彼は動揺し暴れだしてしまった。精神疾患のある人間だとわかるような暴れ方であったため、まわりが気持ち悪がり警察を呼ばれてしまった。私はお巡りさんに、病気のことなどを説明しその場は何とか凌げたが、グループホームに帰ると、この事が問題になっていた。
「しばらくは、彼らを外に出すのは問題あるかな？」
精神疾患のある子たちは、まわりの緊張感に過剰に反応してしまうことがある。今みたいなコロナ禍で人と人の間がギスギスしていると、そのストレスが彼らのような立場の子たちに向けられることもある。
それにしても、世界はどうなってしまったのか？ギスギスした世界のことではなく、ウィルスすらまともに認識している政治家もメディアもいないことの方。
「ウィルスが生き物ではなく物質であること、ウィルス感染もウィルス増殖、変異も人や動物の細胞内で起こるのだから、マスクはうつされる予防のためよりも、誰かにうつしてしまうことで増殖や変異することの方を防ぐことが重要であり、だからマスクは有効なのだとちゃんと説明すればわかるのに、ちゃんとウィルスのことを説明していないから憶測の憶測でデタラメなことになるの！テドロスとかいうWHOの幹部たちは責任を取ってクビにすべきなの！」
私は東京都や政治家にそのように伝えたが、まるでそれがひろまることはなかった。2000年をこえてからの先進国の政治は政策とかモノの正しさとかより、政治家であり続けることや権力の場にいることをどうするか？そんなことしか考えられない愚か者ばかり。