電験3種の試験勉強は相変わらず静電気学で苦戦中です
!うー。。
合間に亀田俊和さんの新書『観応の擾乱』を読んでいます。
いろいろ、共感することもありますが、面白いと感じた点をひとつ書きます。
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観応の擾乱の主役の一人、足利直義(あしかが ただよし1306-1352)は実の兄(足利尊氏)と
幼いころから一緒に苦楽を共にした家来の高師直と行き違いがあり大戦を行います。
せっかく命を懸けて鎌倉幕府を倒して、建武政権を倒して室町幕府を立ち上げたのに。
結局は負けてしまうのですが、望まない戦を戦って(戦わざるを得ない状況に追い込まれた)、
40歳を超えて授かった待望の我が子を陣中で無くして、どうしようもない状況(1352年)に陥って詠んだ歌があります。
667年後に生きている私は直義さんの苦悩について少しの共感をして、少し癒されました。
暗きより暗きに迷う心にも 離れぬ月を待つぞはかなき 『新千載和歌集』 従四位上左兵衛督 源(足利)直義
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(私の解釈)先の見えない最悪の暗闇状態からまた別の最悪の暗闇状態へ迷い込んでしまった私に対しても
離れないで照らしてくれる月の光を待っている今の状況はとてもむなしくて不安と思っています。
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直義さんはたぶんとても悩んでどうしようもない、状況だったんでしょう。
あー667年前でもこのように悩んでいる人が居た、ということは
人間の営みや悩みというのは大昔も今も変わらないということです、と私は思いました。
直義さんはこの後すぐにガンで亡くなって、お墓は鎌倉の浄妙寺にあります。いつか訪れて冥福を祈りたい。
・・で、話は現在の悩みに戻って、電験三種の静電気学で苦戦中の間に、合わせて仕事で必要な電気工事士2種の勉強もする(準備)することになりました。
多分、電気工事士の勉強も全然電験(電気主任技術者)とは違うわけではないので、約に立つと思います。
しかし、電気初学者の私にはまだまだ分からないことがたくさん。というか最初だから基本全部分かりません。
それなので、基本的な知識は全部覚えるところから始めます。英語の単語を暗記するのと同じ手順です。
英語の勉強も最初は何からすれば良いかと、たぶん考える人もいると思いますが、聞くとか、読むとか文法とか。
でも単語が何も分からなかったら、何も手が付けられません、最初は最低限の単語(の暗記)です。
ITのネットワークやセキュリティも同じと思います。
だから最初は基本知識を頭に叩き込んで過去問題を解こうと思います。そういう訳で、今日は基本知識を覚える勉強しました。
頑張って続けます。今の直面している問題は直義さんの1352年の状況よりまだ善いと思います。
くも膜下出血の後は少し人生暗闇かも知れないけど、行く先の若干希望は少し見える、ひとまず試験に合格すれば月の光の照らす方向に進めるかも。。と思う。

