副作用、そしてあれこれ | 膵臓癌になりました

膵臓癌になりました

2016年7月、膵臓癌と診断されました。それから今迄の経過を公開します。癌の症状や経過は患者毎に様々ですが、何方かの参考になればと思います。
尚、頂いたコメントは一応確認の上公開の可否を判断した後、公開致しますので反映は遅れます。悪しからず。

おはようございます。

 

予報では雨の降り出しは6時前後からとの事だったのですが、この辺りは4時には降り出したようで、4:50に外へ出た時にはもう降っていました。どうりで手術跡が痛むはずだ。この雨、明日の夜まで降り続く予報です。今日は1200歩コースを傘をさしての散歩。流石に暗いです。

気温は5℃。湿度も手伝って寒さは感じません。でも日中も気温は上がらない様で、殆ど一日変わらないとの予報です。チョットテンション下がり気味。

 

さて、いよいよ明け方の脚の痺れがやって来ました。TS-1の服用10日経過です。今朝は太もも前部に軽い痺れ。未だ痛みは有りません。やはり起き上がれば消えてしまいます。神経反射も鈍くなり、神経内科で診て貰うと「多発性ニューロパチー」と言われるのですが、多発性ニューロパチーは足の爪先から痺れが出始め、段々上へ上がって来て、くるぶし辺りまで来た頃に手に症状が出始めます。要は心臓からの距離に大きく関係します。寝ている時には症状が軽減する様です。

 

所が、抗癌剤の副作用の場合、両手両足にほぼ同時発症し、症状の出る部位も今回の私の様にいきなり太ももに来たりします。元々多発性ニューロパチーは動脈硬化等による血流障害がその裏に有りますが、抗癌剤の副作用は直接神経障害を起こしますのでこのような差が出ます。時に判別し難い物も有りますので、血液検査等を受けないと診断が付かない事も有りますので注意が必要です。血流障害起因の多発性ニューロパチーの場合には時に神経組織の壊死が起こりますので、痺れを感じたら先ずは医師に適切な検査をしてもらうのが大切です。

 

掛かり付け医からの受け売りはこの辺にして、

 

体温:36.4℃

体重:80.4kg

昨日9000歩近く歩いたので、少し減ったのでしょうか。

それ以外の副作用は有っても苦痛を伴う物ではなく、少し気になるのは昨夜の就寝時に消化管全体に沁みるような痛みが有った事と、「花粉症かい」と思う程血の混じった鼻汁や突然涙が出る事位でしょうか。以前から下痢は有りますが、20年近く続いたストレス性の過敏性腸症候群(IBS)の下痢とは違い、腹痛も無いので、余り気になりません。只、急に何の前触れも無く、強い便意が来るのは慌てます。半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)も功を奏しているのか、前回よりは今の処軽く、5分程度は我慢も出来ますので、パニックにはならずに済んでいます。只、入ったトイレが汚い和式(駅には多いですね)だったりするとしゃがむ事が結構苦痛なので、一気にテンション下がります。

 

窓の外は明るくなって来ましたが、未だ街灯が点灯しています。昨日書かなかった嬉しかった出来事も長くなりそうなので、先送りにします。でも一つだけびっくりした事を書きます。女性の方に愛想をつかされるかな、、、。

 

昨日、病院へ行った帰りに、電車が間もなく最寄り駅に着く頃です。

私の隣に座っていた若いお嬢さんが(済みません女性の歳は見た目では良く分かりません)立ち上がろうとして、バッグを肩に掛けようとしたところ、バッグ本体に肩紐が引っ掛かり、逆さになってしまいました。又、運悪く、直前まで鏡を出して覗き込んで居られましたので、バッグのジッパーは開いた状態。この後何が起こったかは容易に想像できるかと思いますが、中身が全部床にぶち播かれてしまいました。近くに居た私と同じ位のお歳の女性陣が素早く反応し、自分の足元に飛んできた口紅等を拾ってあげる学生服の少年も。電車は減速を始め、しゃがんで床に落ちた物を拾っていた女性陣には自分まで転がってしまう人までいました。こんな時、男は何をしたらいいのでしょうね。多分見られたくなかった様な物も有りましたが、先の少年を除き、男は全員固まってしまいました。

 

娘にその話をしたら、それは男が思うよりもっと恥ずかしい事なので、見て見ぬふりをするのが一番有り難いと言っていました。あのお嬢さん、結局私が降りる駅では降りませんでした。未だ散乱物の回収が終わらなかったので、、、。これからは多分ジッパーはこまめに閉めるのかなー。何て思った1分弱の出来事でした。こんな時、男は無力ですね。

 

嬉しかった方は又この次に。