http://www.youtube.com/watch?v=s8FMZPXQnts
70年代に活躍したソビエトのバリトン歌手、ユーリ・グリャーエフ。
今日ご紹介するのは、彼の1978年のモスクワ音楽院大ホールでのリサイタル映像です。
ロシアの歌手って、割と大まかというか、平面的に朗々と歌う人が多いイメージがちょっとあるんだけど、グリャーエフの声は時に甘く、時に激しく、とても情感豊かで陰影に富んでいて、素晴らしいの~。
オペラの他、大衆歌も多く歌い、とにかく当時大変に人気のあった人だそうで、というのは、このコンサートを見ててもわかるのだけど、もう1曲終わるごとに花束を持ってくる人がいるから、これじゃあ、コンサートが終わる頃にはピアノが花束で埋まっちゃうかも~、と心配になったほどw
あと伴奏が終わる前にフライングで拍手が起こるところがあるんだけど、その時の伴奏者への気遣いが、とっても紳士で素敵だったり。
残念なことに86年に55歳で亡くなっています、、、
コンサートはグリンカ、ラフマニノフの歌曲が中心。
一番良かったのは「神は僕から全てを奪った」だなぁ、情感たっぷりで。この短い曲でこれほどのドラマを作りだせるなんて、、、ああ、こういう歌だったんだな、と、この曲の真髄に触れられたような気がする、そんな名演でした。この曲の後に花束持ってきた人が一番多かったしなぁ、やっぱり。
今でもとても愛されている人なのでしょうね、今年に入ってからもテレカナル・クリトゥーラで彼の番組が再放送されていました。
コンサート本編が19曲、アンコールが8曲と、グリャーエフの歌声がたっぷり楽しめるコンサートです。ロベルトのアリアもあるよ♪
クリップ下に全曲目が明記されています。ありがたや。