奈良の金峯山寺は役小角が開祖の修験者のお寺ですが、秘仏である蔵王権現が御開帳されて居りました。
役行者が感得されたお話は有名ですが、素晴しいお力を秘めて居りました。
秘仏は、例外もありますが文化財保護と云う名目と共に、本当はエネルギーが強すぎるので常時展示をしないのです。
京都の青不動も同様の事が云えるのです。
金峯山寺の僧侶と話をする事が出来、これから10年間は春と秋に期間限定で、ご開帳をするとの事です。
理由をお聞きすると、東日本大震災の鎮魂が目的であり10年は必要と云う流れからと云うことです。
本来の仏様のお役目であり、何よりお寺さんがこういう心を持たれた事に心を打たれました。
全国のお寺さんも見習って頂きたいと思うのです。
中には葬式坊主と呼ばれている人も居られますが、お寺さんの本来のお役目を考えて行かなければ今後は存続が、難しくなると思うのです。
今朝は、知り合いの方をご住職に紹介させて頂きましたが、そのご住職から私共のお寺で宜しいのでしょうか?と云う謙虚なお言葉に感動致しました。
お寺が檀家を選ぶケースは多く、時として上から目線でお話をする住職が多いのですが習得の時代に入り、そういうお寺は淘汰されていくのです。
戒名とはお釈迦様の弟子入りをした事を意味し、本来はお金が発生する事が間違いなのです。
院号や院殿戒名は、お寺さん対して尽力をされた方に与えられるものであり金額によって与えるものではないのです。